ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツ(Germany 🇩🇪): 42,000 plaintiffs

2019-10-31 16:31:11 | 日記
2019年10月31日(Thu.) 今日はハロウィーンですねと言いたいところですが、朝からショッキングなニュースが流されています。沖縄の首里城が炎上、全焼(正殿等)してしまいました。 何か、パリのノートルダム寺院の炎上と重なって、貴重な、また、個人的にも思い出の一つになっている稀有なものが失われてしまった喪失感に襲われています。



さて、こちらはグリホサートに関わる訴訟が激増しているようです。(ニュースソース: DWーDE 10月30日発 )

原文の一部>
Roundup weedkiller: 42,000 plaintiffs sue Bayer over glyphosate
Lawsuits against Bayer are on the rise over claims that the company's weedkiller causes cancer. The legal cases have taken a toll on Bayer's share price and reputation.
(抜粋)ラウンドアップの除草剤: グリホサートに関することでバイエルは42,000の訴訟を起こされています。(意訳)
この除草剤が原因とされる癌の件で訴訟を起こされているのです。



More than 42,000 plaintiffs have joined lawsuits against German chemical giant Bayer, blaming the company's glyphosate-based weedkiller for their cancer.
The number of plaintiffs, largely brought by US citizens, is now at 42,700 — more than double the 18,400 reported in the middle of July, Bayer announced on Wednesday.

The legal cases all concern Roundup, a weedkiller with controversial active ingredient glyphosate.
"This significant increase is clearly driven by the plaintiff-side television advertising spend which is estimated to have roughly doubled in the third quarter compared with the entire first half of the year," Bayer said in a statement.
"However, the number of lawsuits says nothing about their merits," it added.

Claims against the company gathered momentum following a lawsuit in August 2018 that found Monsanto, a Bayer subsidiary, should have warned of alleged cancer risks associated with its glyphosate-based weedkillers.
Bayer's shares have dropped 30% since then.

(超抜粋)42,000件以上の訴訟が、グリホサートが原因とされる癌の件でバイエルに対して起こされています。多くはUSの市民からのもので、今や42,700件に達しています。7月中旬頃には18,400件であり、その倍以上になっています。水曜日のバイエルの発表によるものです。

(注: 以下、転載省略。 )

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除草剤のラウンドアップの主成分であるグリホサートの発がん性に関しては、かなり以前から指摘されてきています。それにしても、USにおける訴訟件数の急上昇には驚きです。

一方、ここまでEUやUSで騒がれているにも拘わらず、日本では全く(?)騒がれていないようですが、この国は大丈夫なのでしょうか。

繰り返しになりますが、ラウンドアップは遺伝子組み換え食材(穀物)の栽培に使われているので、GMOにはグリホサートが残留していて、結果、消費者は知らない間にグリホサートを摂取してしまっているのです。このことは幾度となく当ブログサイトでも取り上げて来ています。

日本政府(行政)は、一体どこを見て仕事をしているのでしょうか。



ところで話を変えますが、日本国内に於ける英語検定試験に関し、当該文科省大臣の看過出来ない発言や、制度・仕組みの不備等が騒がれています。全く不平等な仕組みを導入しようとしているとしか見えません。

本来、公平を期するのであれば、試験会場は高校校舎が望ましく、また、民間試験ではなく、公的機関による一斉試験にすべきかと思います。にも拘わらず、前のめりとも思える文科省の拙速は、まるで業界(民間試験)と結託しているかのように見えます。

まさか、文科省と民間試験団体は、どこかで繋がっているのではないでしょうね。いや、これらの制度を導入するに際しては、何らかの接触や協議は必須であり、公正とは言えない話し合い等も行われているのではないかと疑念が湧いて来ます。

それは、森友や加計と同じ構図に見えます。でなければ、こんな無理な制度が公的に導入されるわけがありません。



そして、これらを俯瞰すると、ラウンドアップの規制が日本国内で行われていないことと、やはり共通的な構図が想定されてしまいます。

政府や行政は、公正妥当な、且つ、国民目線で物事を判断しているのでしょうか。一部の業界や経営層の金儲けの為に、多くの犠牲を市民や学生・生徒に課しているのではないかと危惧しています。



加えて、新閣僚が次々に起こしている不祥事で、更迭などが行われているし、30年後は生きているなどの禅問答しか出来ない若輩大臣もいます。それでも、適材適所だと言い切るバカさ加減。 これでも国民やマスコミは黙っているのですか?

あまりのストレスで、病気になる人が増えているのではないでしょうか・・・。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。



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