「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

東京五輪男女サッカー12試合応援実現ならず。なでしこ戦場に散る。

2021年07月30日 21時25分57秒 | サッカー日本代表
昨日の書き込みで「東京五輪男女サッカー代表の全12試合応援達成について書けることを祈って応援しましょう」と書きました。
さきほど、なでしこジャパンがスウェーデンとの準々決勝に臨み1-3で敗れました。
これで、12試合応援は実現しませんが、なでしこジャパンの戦いは精一杯だったように思います。まさに敢闘むなしく戦場に散った感じでした。

私は敗因を一言で言うなら「いま、なでしこジャパンはこれが精一杯、これ以上は望めないチーム」と感じました。戦術やパフォーマンスなど個々の問題ではなく、いま作れるチームとして最大の力を発揮して出た結果だと感じました。

地元開催という重荷を背負って戦ったイレブンに「地元開催だからメダルを」と安易に求めるほうが間違っていたのであり、当ブログが期待した「東京五輪男女サッカー12試合応援」も安易な考えからであり猛省する必要があります。

そうした期待を背負わされたエース・岩渕真奈選手が、グループリーグを突破した試合のインタビューで「いままでに感じたことのなかったプレッシャーもあって」と吐露したのは痛々しい限りでした。

これも地元開催の大会でエースを担うことになった巡り合わせがそうさせたのであり、彼女はそういう宿命を背負った、そういう星の下に生まれたと受け入れて、このあとの人生の糧にして欲しいものです。こういう経験によって彼女は成長こそすれ、決してマイナスになる経験ではなかったと思います。

今回のなでしこの戦いを見ていて、次のワールドカップ、次の五輪への期待が大きく膨らんできました。今回、多くの若手が経験を積みました。前線からDFまで、満遍なく出場機会を得て世界の舞台を経験しました。

これは高倉監督がアンダー世代からずっと育ててきた選手たちであり、高倉監督の本当の勝負の舞台は次のワールドカップではないでしょうか。
次のワールドカップではメンバーの世代交代が、いわば完了して、キャプテン・熊谷選手、10番・岩渕選手、FW・田中美南選手、MF・中島選手といった年齢層の選手は若手選手にとって代わられると思います。

今回の結果によって高倉監督は、仮に慰留されても辞任するのではないかと思いますので、新たな監督には高倉監督を超える力量を持った方を据える必要があると思います。これだけの才能と経験を積んだ若手選手たちを最適な組み合わせで仕上げてくれれば、次のワールドカップでは、必ずもっと上に行けるように思います。

おそらく海外クラブ未経験の何人かは海外で経験を積む道を選ぶことでしょう。それによってチーム全体の経験値も高まります。
なでしこジャパンの今後に期待しましょう。
お疲れ様、今大会のなでしこジャパン。サッカーを愛する者への至福の贈り物をありがとうございました。




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