「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

新年おめでとうございます

2015年01月03日 11時26分41秒 | Jリーグ・三大タイトル
新年おめでとうございます。
元日から書き込みたかったのですが、やはりビデオ映像のHDD取り込み作業という、もっとも優先順位の高い仕事を少しでも進めたいと、ブログ書き込みが後回しになり、ギリギリ三が日に間に合いました。

さて、毎年、新年の楽しみといえば、元旦の天皇杯決勝と、年をまたいで開催される全国高校サッカーですが、今年はその二つとも変化がありました。二つとも変わるということは、大きな節目の年といってもいいかも知れません。

どちらも国立競技場の改築によるもので、天皇杯決勝は横浜国際に(いまは日産スタジアムと呼ぶのが正しいのでしょうが)、高校サッカーの「夢の国立」と呼んでいた準決勝・決勝は埼玉スタジアムに変更されました。

天皇杯決勝に至っては、1月早々に開催されるアジアカップの日程との兼ね合いで、12月13日に終わってしまいました。

何事も終わりのないものはなく、変わらないままでいられるのは不可能に近いわけですから、こうした変化も受け入れなければならないということですね。

元日のテレビ番組を確認するまでは、サッカーの放送はなく、NHKの午後1時50分の恒例のフレーズ「NHKの新年最初のスポーツ中継は天皇杯決勝から始まります」も、もうおしまいと思っていたら、なんと皇后杯決勝を午後2時から放送してくれた。

会場の東京・調布市、味の素スタジアムのバックスタンド側に観客がほとんどなかったのは少し寂しかったが、それでもNHKの恒例のフレーズは天皇杯が皇后杯に置き換わっただけで途切れなかったことのほうが嬉しかった。

一足先に世界制覇を果たした女子サッカーにしてみれば、これまで天皇杯決勝の前座の位置づけだった皇后杯決勝が、全国中継される主役となれたことも、大きな節目と感じていると思います。

男子に比べれば、スピードや肉弾戦の激しさが一回り緩いのは当たり前としても、ボールさばきの華麗さや身のこなしの小気味よさは、素晴らしいものがあり、最後のセレモニーでベレーザイレブンが皇后杯を高々と掲げた瞬間に紙吹雪が吹きあがった演出を見て、やはり元日の午後はサッカー中継だな、と感じたものです。

高校サッカーのほうは「夢の国立」というフレーズが使えず、選手たちにとっては目標の喪失感が大きいのではないかと思っていたら、ちゃんと、その辺のことを考えて、日テレの今大会キャッチフレーズは「蹴都移転」、月刊ZOON誌の大会ガイドプック表紙には「君が立つ、そこが聖地」となっていた。これなら気持ちの切り替えがうまくできるのではないだろうか。

そして、高校サッカー決勝が終わる日の1月12日にはアジアカップ第1戦が始まる。いつもの年は、高校サッカーが終わると国内のサッカーシーンがオフ状態に入るが、今年は切れ目なくつながっていく。サッカーカレンダーをよく見ると、アジアカップが終わる2月はじめから2月下旬のACL開幕まで3週間ちょっとだけ隙き間がある程度で、その後はまたサッカーシーン目白押しだ。

もっとも、国内に隙き間がある期間にも、欧州各国リーグはシーズン後半の佳境に入り、話題には事欠かない。そんなことを思いながら、新年を過ごしています。

私は、当面の目標を、ビデオ映像のHDD取り込み作業を2002年まで終わらせることにしようと思っています。現在1998年分を作業中ですが、この年から日韓共催W杯の2002年までの5年間で、日本におけるサッカーの地位が飛躍的に高まったといえます。日本代表への期待、ワールドカップへの関心など現在の姿は、この5年間で醸成されたといってもいいと思います。

それだけに、その間の情報量もハンパではなく、とても半年やそこらで終わらせることはできないと思います。どれぐらいかかるのか見当がつきませんが、来年半ば、つまり2016年夏あたりまでにと漠然と考えています。

それでは、また作業を再開します。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1998年6月6日「カズ無念の... | トップ | 年末年始のスポーツバラエテ... »

コメントを投稿

Jリーグ・三大タイトル」カテゴリの最新記事