「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

ザックジャパン、ヨルダン戦敗戦の苦さが消えて

2013年04月09日 20時25分39秒 | インポート

ザックジャパンの、ブラジルW杯出場権世界最速決定がかかったアウェーのヨルダン戦に負けて、最近負けることに慣れていないせいもあり、また本田圭祐、長友佑都がいない時の弱さに唖然として、少し苦い日々を送っていました。

最近、やっと、それが消えてきましたので、今日、Number誌826号「緊急特集こんな日本代表が見たい。」をめくってみました。

その中で緊急提言「ザックジャパンで試したいランキング」のコーナーでは、なるほど。ずいぶん魅力的な選手が豊富だなぁと感心しました。

柿谷曜一郎、柴崎岳といった旬の選手、佐藤寿人、豊田陽平、闘莉王といった実力者などに加え、小野伸二の名前も出ていました。そうか、まだ「過去の人」ではなかったかと嬉しくなりました。日本のテレビに映らなくなってから久しいですが、豪州では好調にやっているようです。

ただ、こういう企画も空しく感じるところです。私は1年以上前の段階で、ザッケローニ監督には、どうも今一つ信頼できないと感じていました。その後、勝ち点を重ね、結果で私を黙らせている感じですが、決して、彼に対する信頼が高まってはいません。

何よりの理由は彼のチームは選手層が薄いことです。彼はメンバーをあまりに固定しすぎます。交代出場させる時間があまりに短いです。これは、彼が怖がってスタメンを引っ張りすぎるためです。そのため、バックアップメンバーの試合経験値がなかなか上がっていきません。

招集メンバーもそうです。闘莉王などは間違っても呼ばれないでしょう。佐藤寿人などもとっくに常連になっておかしくありません。

彼の一つの価値基準は海外組偏重ですし、次の基準がレギュラー組偏重です。チームとして厚みを持たせることにあまり意を用いていません。余裕がない証拠です。つまり名将とは勝ちつつチームの層も厚くできる監督なのです。層を厚くすることを考えると目の前の勝利が心配になる監督は、レベル的に少し落ちる監督ということです。

小野伸二とか闘莉王、柿谷曜一郎、柴崎岳といった選手をもし招集したら、それはもうザッケローニに対する見方が180度変わります。でも、それはないものねだりです。

あとは本田圭祐、長友佑都が揃って、次の豪州戦で決めてくれるのを願うしかないということです。

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