「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

HDD化作業、600本達成です。少しペースダウンです。

2013年02月25日 19時11分51秒 | インポート

ビデオ映像のHDD化作業は、昨日2013年2月24日、600本を達成しました。500本からの100本上乗せに、1ケ月と10日要しました。1月下旬に親戚の来訪があり、そのあと東北出張が続き6日間作業が止まったこと、ビデオデッキが不調で2回も秋葉原の修理業者さんに持参したことが影響しました。

このあとも2月が28日しかありませんので、またペースが落ちると思いますし700本達成は、3月末日目標といったところでしょうか。

HDDといえば、現在使用しているのが2TB容量のもので、4本目を先日購入しました。最初の3本はBAFFALO製の約13000円のものでしたが、4本目を買いにビックカメラに行きましたらWESTERN DIGITALという会社のHDDが11000円台で登場しました。さっそく、それに切り替えました。いままでお目にかかったことがないメーカーですが、どうやら、この会社はHDDなどでの世界的企業らしいです。

HDDの場合、ビデオテープと決定的に違うのは、データが何かのトラプルで消失してしまい。それっきりという恐ろしいリスクがあることですが、それを心配していたら、そもそもデジタル化なんてできない話しです。本当はバックアップをとればいいのですが、そのために倍の予算をかけるほど資金力がありません。

現時点では、データ消失がないことを神に祈りながら積み上げていくしかありませんし、HDDのコストをできるだけ抑えたいところですので、13000円が11000円になっただけでも朗報です。

もう一つ目についたのが、3TB、4TBのHDDです。すでに2TBを2つ組み合わせた4TBというのは出ていましたが、価格も高いので、わざわざそれを買う必然性がありませんでした。今度出た4TBというのは正真正銘の4TBということで、価格的にも手が出るところです。

ただ、3TB、4TBは、OSがWindows8でないとダメということで、まだXPの私は使ません。もう少し3TB、4TBの価格が下落したきたらWindows8搭載のパソコンを入れようと思っています。

さて、毎度恒例ですが、これまでの取り込み作業で出会った映像のことを2つ紹介します。

一つは放送当時の映像の中に流れるテロップ。いわば「臨時ニュース速報」なので、おゃ、何かなと思わず見てしまいます。

いま作業中の、テレビ東京の番組「ダイナミックサッカー」の93-94プレミアリーグ39週マンチェスターUvsマンチェスターC戦の中でもテロップが出ました。「TXNニュース 向井千秋さんを乗せたスペースシャトルが打ち上げられました」という内容です。

へぇ。そうなんだ。向井さんが宇宙に行ったのがこの時なんだ。という感じです。

95-1.9の第73回全国高校サッカー決勝市立船橋vs帝京の試合放送中にもテロップが流れ、何かと思ったら「埼玉愛犬家云々」というものでした。そういえば埼玉県の熊谷だったか深谷だったか、犬のブリーダーをやっていた夫婦が起こした事件があったような気がしますが、今となってはどうでもいいニュースですから、気をつけて読もうという気にはなりませんでした。

もう一つの話題、95年1月に放送されたNHK総合テレビ「クローズアップ現代」、夜7時30分から今も放送されている長寿番組です。この20年の中でもサッカーを取り上げた回が何度がありますが、この回のテーマは「外国人選手の去就問題」。93年シーズン、94年シーズンの2シーズンを終えたJリーグ各クラブが軒並み外国人選手の契約を打ち切った時期でした。番組での紹介によると、94年シーズンに在籍した61人の外国籍選手のうち、この放送日までのあいだに28人が解雇、横浜フリューゲルスは5人全員、この中に記録的な距離のFKを決めたエドゥー、楽しいキャラクターのモネールが含まれています。名古屋グランパスも6人中5人を解雇したとのことです。

一方では、ブラジル代表としてアメリカW杯優勝メンバーとなったジョルジーニョの鹿島入り、同じくジーニョの横浜フリューゲルス入りなど華々しい入団も報じられている時期です。

番組では、3つの視点から、この問題を取り上げています。

一つは、解雇されても帰国せず何とか国内で次のチームを探す選手の苦労ぶり、ジェフ市原を解雇されたチェコ出身のフランタ選手が、当時JFLの甲府クラブのテストを受け厳しい条件提示も受け入れて入団するまでの様子を追っていました。

次に、海外のクラブからひきもきらず寄せられる選手売り込みの話題。代理人からのもの、選手自身からのもの。代理人のブビッチ氏は「日本での年俸は欧州に比べてもズバ抜けて高い」と証言しています。

キャリアの終わりに近い高年俸の選手たちが、欧州などで年俸を維持していくのが難しいことから、最後の2年ぐらいを日本でプレーしてもいいと考えているとのことです。具体例として当時パリSGに在籍していたライー、サンプドリアに在籍していたルート・フリットのインタビューを紹介していました。

スタジオゲストのセルジオ越後さんは「世界でこれほどの年俸を払えるのは日本ぐらいだろうけど、リーグのレベルとあまりかけ離れ過ぎているので、むしろ外国人枠を撤廃して自由競争にしたほうが年俸に見合うレベルになっていくのではないか」とコメントしていました。

そして、最後に取り上げたのが外国籍選手の帰化の動きでした。ご存じ高校サッカーのヒーローになった東海大一のアデミール・サントス。清水エスパルスに入団したものの、ブラジル籍のままなので、外国人枠の制約に阻まれ出場機会に恵まれないでいました。その彼が帰化を決意して動き出した様子を追っていました。

最後にキャスター・国谷さんが「これだけ優秀な外国人選手がいれば日本のレベルアップにつながるでしょうか」と水を向けたのに対し、セルジオさんは「日本のレベルアップに貢献したのはジーコだけ、ということではいけない。チームは外国人選手を単なる助っ人と考え、選手たちは自分のポジションを脅かすライバルとして見ていて、外国人選手と接するのは練習と試合の時だけ、ということも多い。チームも選手も外国人選手のすべてを吸収するんだという考え方で接していかなければ、日本のレベルアップにはつながらない。彼らのほうが近づいてくるのを待つのではなく、もっと自分たちから言葉のことも含めて、私生活全般にわたって彼らに近づいて「プロ」そのものの生活から学んで欲しい」と結んでいました。的確に指摘です。

ほかにもトッピックがありましたが、またの機会にします。

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