「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

フル代表、世代交代サバイバルのゴングがなりましたぁ。+クライフの死

2016年03月25日 12時40分13秒 | サッカー日本代表

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10位といったら大変なものです。ちょうど10位までが、いわゆる1ページ目に表示されるんです。お読みいただいた皆様、本当にありがとうございます。また、書く気持ちと手にパワーをいただきました。

調子にのって、というわけではありませんが、昨夜は久しぶりの日本代表ゲームがありました。私はいまNHK-BSを見れない関係でこれも久しぶりに民放を見ました。(理由の大部分はCMがあるかないかの差です)

昨夜も相変わらず、打てども打てども空砲ばかりとか、ワンタッチパスが何回もつながったといってもバイタルエリアまで進まないパス交換だったとか、かのセルジオ越後さんの論評のエジキになりそうな場面が多い試合でした。

さっそく今朝のネットコラムでは、長谷部、長友、吉田麻也らのベテラン勢を並べた布陣に対する辛口コメントも見られましたが、私は4ケ月ものブランク後の落とせない試合という状況では、特に守備陣に計算できる人間を配するのが常道だと思います。

私はむしろ、ハリルホジッチが「いよいよ世代交代のサバイバルに入りますよ」とゴングを鳴らした試合だと見ました。

今回の出場メンバーそして登録メンバーを見ただけでも明らかです。前線の金崎、原口がスタメン、ベンチに宇佐美、中盤からDFでも酒井宏樹がスタメン、ベンチに山口蛍、昌司源、このほか今回は招集から外れている選手の中にも、海外組に大迫、武藤、国内組にも柴崎岳そして五輪代表でブレイクしつつある浅野琢磨ら、ひしめいています。

それにしても、つくづく、なでしこ・佐々木監督との差を痛感します。常識的には、やはり長丁場を見据えて若手を引き上げながらチーム作りを進める。その中で勝ち抜いていくのが監督の手腕ということだと思います。

世代交代を図らずに勝利を求めようとするのは、監督としてリスクをとらずに成果を得ようとしたことになります。まぁ、潔く辞任した方のことを蒸し返すのはフェアではないかも知れませんが、ハリルのスタンスが普通の監督さんのスタンスですと、お分かりいただくための比較事例です。

ハリルホジッチ監督は、勝負に厳しい人だと思うし、それを選手にも求める人だと思います。チーム作りに競争意識は不可欠ですから、昨夜、宇佐美選手に出番がなかったのも、一種の仕掛けです。

今年1年を通じて、世代交代のサバイバルが続くでしょう。そういう意味で昨夜はハリル監督がゴングを鳴らした試合だと見ました。

今年12月の段階では、ロシアW杯アジア最終予選はまだ道半ばです。けれども、ある程度の世代交代が図られ、来年に持ち越される残りの最終予選を戦うメンバーが見えてこなければ、なでしこ同様、フル代表にもロシアW杯の道は開けないでしょう。

今年暮れまでに、宇佐美、原口、大迫、武藤、浅野、山口蛍、柴崎といった選手がスタメンを競うようになっていなければ次の時代はこないという意味でもあります。

この話題は以上です。

今朝は、もう一つビッグニュースが飛び込んできました。ヨハン・クライフの死です。まだ68歳の若さだそうです。驚きました。私と同世代なんです。

20歳台ぐらいまでの皆さんですと、68歳は十分に「年寄り」に思えるでしょうけれど、同世代になった私にすれば、死ぬ年頃っていつ? と聞かれれば「まだ先でしょう」と答えます。80歳を超えれば「あぁ、もうしょうがないね」と思いますが、70にならない歳で亡くなれば「早いよなぁ、まだ若いよなぁ」と思うわけです。

クライフはベッケンバウアー、日本では釜本さん等と同じ時期の選手として語られることが多いので、もっと年上かと思っていました。

私は、クライフは、サッカーがカラー映像に乗る時代、しかもカラーテレビが普及した中で生まれた最初のアイドル的スーパースターだと思っています。ベッケンバウアーの時代まではまだカラー映像に乗る時代ではなかったと思います。

カラーテレビの中で、あの鮮やかなオレンジ色のユニフォームがまさに「空飛ぶオランダ人」的な活躍をする、アイドルになるのは必然だったと思います。

クライフが偉大なのは、選手としてだけではなく、バルセロナの監督としてもサッカーに新しい時代をもたらしたことでしょう。

クライフの次のスーパースターであるマラドーナが、選手以外の部分でその栄光を傷つけてしまっているのとは対照的です。

いまや「バルサイズム」と言われ世界のサッカーファンの誰もが知るクラブスピリットとサッカー哲学は、クライフが創始したわけです。サッカーの歴史がこの先100年語り継がれることは間違いないと思いますが、ヨハン・クライフの名は、その中でひときわ輝く巨星であろうと思います。

サッカー関連番組は、しばしクライフの死を惜しみ、さまざまな追悼番組を組むことでしょう。一つでも二つでも見たいものです。

今日は、日本代表のことに加え、クライフのことにも触れましたので、また長くなりました。お付き合いいただき、ありがとうございます。懲りずにお願いですが、下のバナークリックもよろしくお願いします。

では、また。

 


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