「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

日本代表がまたドイツを破った。日本が強いのかドイツが弱いのか・・・。

2023年09月11日 12時17分50秒 | サッカー日本代表
9月9日(土)、日本時間10日未明、ドイツで行われたテストマッチ ドイツvs日本戦、テレビ中継はなかったようなので10日(日)にネット検索で試合結果を知りました。なんとアウェーにもかかわらず4-1と快勝したそうです。

この結果をどう見るべきなのか、正直、すぐには思い浮かびませんでした。こんな経験、30年以上の日本代表応援経験で、 おそらく初めてでしょう。

日本がそれほど強くなったのか、ドイツがあまりにも弱くなったのか。
4点とった攻撃、1点に抑えた守り、仮にドイツが相当レベルダウンしていることを差し引いても、日本の力が相当上がっていることは間違いないでしょう。

ネットでは二人の選手にスポットがあたっていました。
一人は、MOMに押すサイトもあるDF冨安健洋選手、この選手の能力がこれからピークに向かっていくと、日本代表はしばらく「守り」という部分で相当自信を持つように思います。今回のスタメンで、中盤の底からDFラインにかけて、遠藤航選手、守田英正選手、伊藤洋樹選手、冨安健洋選手、板倉滉選手、菅原由勢選手の布陣は、これまで最強の布陣といえると思いますし、冨安健洋選手がゲーム全体をマネジメントしながら統率するという点で、かなり信頼度の高い「守り」が計算できると思います。

このまま、またW杯が来て欲しいところですね。

そして、もう一人は、スタメン落ちで後半残り15分からの出場でありながら、2アシストの活躍をした久保建英選手、ネットには「コンディションは僕史上、過去最高」「さすがに僕は100%(先発で)出ると思っていた。正直がっかりした」というコメントが飛び交い、すわ監督・チーム批判か? と思わせるような雰囲気でしたが、無理もないところです。スペインリーグでは開幕から4試合連続でMOMに選ばれ、自他ともに「きれっきれ」と認める状態だったようですから。

しかし、これについて元日本代表の武田修宏氏は「その理由は森保一監督の「チーム序列」にある」と指摘しています。森保監督の序列主義は、以前から知られていたスタイルで、少し調子がよさそうだからといって、簡単には変えないスタイルです。
もし、これでドイツに惨敗していたら「久保をスタメンで使わないからだ」と批判を浴びると思いますが、森保監督としては、決めた序列の選手に大きなアクシデントやコンディション不良がなく、いわば代える理由がなければ、そのまま使ったということであり、スタメンの選手もそれに応えたということになります。

ですから、武田修宏氏が指摘するように、久保建英選手もスタメンを張った三苫選手、鎌田大地選手、伊東純也選手の中に割って入り、序列を変えるだけのパフォーマンスを見せ続ける必要があるということでしょう。
久保選手もそれをわかっていますから、次を見据えて頑張ると思いますが「調子は水もの」で、いつまでも持続できるものではありませんので、まぁ、できるだけ長く持続して欲しいと願うばかりです。

今回は、久保選手だけではなく堂安律選手や田中碧選手も控えですし、ワントップのスタメンが上田綺世選手、浅野琢磨選手は控えといった具合に、誰がスタメンでも控えでも結果を出せそうな選手がズラリと揃っているという点では、強いチームらしくなってきたことは確かです。

ただ今回の久保選手の一件で痛感したのは、欧州にもスカウティング担当のコーチを専従で配置すべきではないかという点です。現在、森保監督、名波コーチ、前田コーチが分担して代表メンバーの状況をチェックしていると思いますが、欧州で活躍している選手の状況はどうしても把握が不十分になっているはずです。
欧州駐在の協会スタッフは、代表選手のスカウティングが主たる仕事ではないと思いますので、もう一人、専任のコーチを常駐で配置して欲しいところです。
今回の一件で、検討が加速することを願っています。

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