yahooのニュース配信で、鈴木隆行選手の引退が発表されたという項目を見た。
鈴木隆行選手は現在、千葉に所属しているという。1995年にキャリアを鹿島でスタートさせて以来、彼ほど多くのチームに所属した選手も珍しいと思う。
そんな彼なので、現在の所属も思わず確認した次第だ。
そのニュースを伝える項目を開くと、「日本代表のW杯歴代最高ゴールは・・・・」というコラムにアクセスできる。
その最高のゴールが、2002年日韓大会での初戦ベルギー戦であげた彼の"つま先弾"というわけだ。
私もそれに賛成だ。
2014年6月にアップされたサッカーライター・清水英斗氏のコラムは、各大会で記録されたゴールの数々を検証しながら鈴木隆行選手のゴールが最高と導き出しているが、私は日本サッカーの分水嶺に位置づけられるゴールだと思っている。
4年前の1998年にワールドカップ初出場を果たしたとはいえ、そして2001年のコンフェデ杯で決勝まで進んだとはいえ、ワールドカップ本番は別物だということを選手たちもサポーターも、そして世界中のサッカーファンもいやというほど知っている。
そして迎えた2002年大会初戦である。日本列島が固唾をのんで見守る中、ベルギーに先制を許して「やっぱり、そう甘くはないのか」という気持ちが頭をよぎってまもなくの鈴木選手のゴールだ。しかも気持ちで押し込んだかのような、いかにも彼らしい泥臭いゴールは、その瞬間をとらえたスクープ写真の画像とともに、長く私たちの脳裏に刻まれるゴールだった。
その後、守備の要である森岡隆三選手を負傷で失う中でも、稲本潤一選手の活躍などで勝利の予感さえ抱かせる試合を見せた日本代表、その後の決勝トーナメント進出に向かう出発点となったのが鈴木隆行選手のゴールであり、その後のワールドカップ連続出場、2010年南アフリカ大会決勝トーナメント進出にもつながる日本サッカーの成長・進化の道に向かわせたゴールだったと思っている。
2014年ブラジル大会で惨敗を喫した日本代表は、ちょうど2006年大会のあとのような不透明な状況を迎えている。2007年アジアカップもオシム監督のもと、満足のいく結果を得られず、そのオシム監督が病魔に倒れ監督交代を余儀なくされた点まで似ている。
その後を引き継いだ岡田監督が主力に据えた選手たちによって2014年大会まで成長軌道を保った日本サッカーが、このあと失速するか成長軌道を維持するか、この1~2年の中で分水嶺となる試合が出てくる。
もしかしたら、次の分水嶺によって鈴木隆行選手のゴールは一つのエポックメイキングの役割を終えるかもしれないが、いまのところ、まだ、ここまで10~15年の日本サッカーの成長・進化の起点となったゴールだった
鈴木隆行選手は現在、千葉に所属しているという。1995年にキャリアを鹿島でスタートさせて以来、彼ほど多くのチームに所属した選手も珍しいと思う。
そんな彼なので、現在の所属も思わず確認した次第だ。
そのニュースを伝える項目を開くと、「日本代表のW杯歴代最高ゴールは・・・・」というコラムにアクセスできる。
その最高のゴールが、2002年日韓大会での初戦ベルギー戦であげた彼の"つま先弾"というわけだ。
私もそれに賛成だ。
2014年6月にアップされたサッカーライター・清水英斗氏のコラムは、各大会で記録されたゴールの数々を検証しながら鈴木隆行選手のゴールが最高と導き出しているが、私は日本サッカーの分水嶺に位置づけられるゴールだと思っている。
4年前の1998年にワールドカップ初出場を果たしたとはいえ、そして2001年のコンフェデ杯で決勝まで進んだとはいえ、ワールドカップ本番は別物だということを選手たちもサポーターも、そして世界中のサッカーファンもいやというほど知っている。
そして迎えた2002年大会初戦である。日本列島が固唾をのんで見守る中、ベルギーに先制を許して「やっぱり、そう甘くはないのか」という気持ちが頭をよぎってまもなくの鈴木選手のゴールだ。しかも気持ちで押し込んだかのような、いかにも彼らしい泥臭いゴールは、その瞬間をとらえたスクープ写真の画像とともに、長く私たちの脳裏に刻まれるゴールだった。
その後、守備の要である森岡隆三選手を負傷で失う中でも、稲本潤一選手の活躍などで勝利の予感さえ抱かせる試合を見せた日本代表、その後の決勝トーナメント進出に向かう出発点となったのが鈴木隆行選手のゴールであり、その後のワールドカップ連続出場、2010年南アフリカ大会決勝トーナメント進出にもつながる日本サッカーの成長・進化の道に向かわせたゴールだったと思っている。
2014年ブラジル大会で惨敗を喫した日本代表は、ちょうど2006年大会のあとのような不透明な状況を迎えている。2007年アジアカップもオシム監督のもと、満足のいく結果を得られず、そのオシム監督が病魔に倒れ監督交代を余儀なくされた点まで似ている。
その後を引き継いだ岡田監督が主力に据えた選手たちによって2014年大会まで成長軌道を保った日本サッカーが、このあと失速するか成長軌道を維持するか、この1~2年の中で分水嶺となる試合が出てくる。
もしかしたら、次の分水嶺によって鈴木隆行選手のゴールは一つのエポックメイキングの役割を終えるかもしれないが、いまのところ、まだ、ここまで10~15年の日本サッカーの成長・進化の起点となったゴールだった
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