goo blog サービス終了のお知らせ 

「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

西野監督は、やはり大島僚太選手のボール回しにかなり期待してるようです。

2018年06月02日 11時36分20秒 | サッカー選手応援
先日のキリンチャレンジ・ガーナ戦の翌日、5月31日の書き込みで私は、冒頭「昨夜のガーナ戦、西野監督の戦い方の象徴が、90分フル出場の大島僚太選手でした。西野監督は、かつての遠藤保仁選手の役割を大島選手に託したのでしょうし、おそらく西野体制のキーマンになるということでしょう。」

と書きました。そして、その日の夕方、ロシア大会メンバー23名の発表があり、西野監督が会見で記者団の質問にいろいろ答えていました。

スカパーさんが放送してくれた会見ライブを録画で見ましたが、やはり大島選手が西野サッカーのキーマンであることが伝わってきました。

西野さんが話していたことは「点をとるためには、キホン、ポゼッションをしてセンターでボールを動かしたい。サイドから崩すか、中央を崩すか、いずれにせよ、グラウンダーのボールでスピーディに崩すことから点を取るチャンスを多く作りたい」ということでした。

風間八宏監督のもとで、まさにスピーディなグラウンダーのパスサッカーを身体に沁み込ませた大島僚太選手が、その供給役にピッタリなのでしょう。

最前線に上背のある選手が少ない日本サッカーでは、どうしてもグラウンダーの速いパス、それがサイドからのクロスになるにせよ、中央からのタテパスになるにせよ、グラウンダーの速いパスでないと、相手にカットされてしまうという考え方です。

おそらく攻めに関しては風間サッカー流の高速パスの連続による崩しを描いているのだと思います。

風間流がもどかしかったのは、ゴール前の中央でさえもシュートを打たずに細かな速いパス回しばかりしていて「おいおい、そこまで来たら打ってヨ」というぐらい、パス好きだったことですが、ワールドカップでそんなことをしていたら、さっさとボールをカットされて高速カウンターを食らってしまいます。

そこまで「高速パスの連続」をする必要はないにしても、先日も書きましたが、G大阪における遠藤保仁選手のように、中央でボールを縦横無尽に高速でさばく大島僚太選手がチームの核になれば、かなり面白いチームになることは確かです。

では、また。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Jリーグ25周年に書く(その2)、次の25年に想いをはせて

2018年06月02日 10時27分31秒 | サッカー選手応援
さる5月15日、Jリーグ25周年記念日に、私にとっての25年を回顧風に書いてみました。今日は「25周年に書く」の2回目として、次の25年について書いてみたいと思います。

次の25年、自分は100%この世に存在していないと思いますので、自分のことではなく、我が日本のサッカーについて書いてみます。

折しも6大会連続の出場となるワールドカップ代表メンバーが発表され、本番モードに入りつつある中、これまでの25年は、常にワールドカップとともにあった幸福な25年でした。

では、それが、次の25年も約束されているのかです。

ワールドカップは、2026年大会から出場枠を大幅に増やすことになっています。アジア枠は現在の4.5から8.5に増えます。

であれば、次の2022年カタール大会出場権さえ逃さなければ、日本は次の25年もワールドカップに出ずっぱりということになるでしょう。

現行の32ケ国から48ケ国に増えますから、かなり希少性が薄まります。2026年大会が果たして、どんな大会になるのかわかりませんが、グループリーグが現在の4チーム総当たり制から6チーム総当たり制に変更されるかと思いきや、違うようです。

グループステージは3カ国ずつの16グループに分けられ、各グループ上位2カ国、計32カ国がノックアウト方式の決勝トーナメントへ進出するそうです。グループステージで敗退するチームはわずか2試合で大会を去らなければならないというわけです。

では、直近の2022年大会のアジア予選を日本は突破できるでしょうか?
今回の代表メンバー選考に対する議論でも「将来を見据えた意味合いの選考はほとんど見られなかった」的な論調がありますが、ロシアメンバーの選考から、カタール大会アジア予選を展望してみたいと思います。

まず、今回の代表メンバー、よく「ビック3」に代表されるベテラン組が話題になりますが、3大会出場選手は5名、2大会組が6名、初出場組が12名ということで、決してベテランばかりの布陣ではないことがわかります。

ビック3の香川真司選手にしても2回目なんですね。

では、次のカタール大会でもレギュラーに残れそうなメンバーが何人いるのかを探ってみます。カタール大会のアジア予選、クライマックスが3年後と考えて、その時に30歳あたりまでをレギュラーに残れる年代と仮定して、現在27歳までの選手が何人いるかです。

単純に27歳以下は11名でした。内訳は25~27歳が9名、24歳以下が2名、ロシア大会経験組がこれだけ残っていれば、決して世代間に断層が生まれているとは言えないようで、カタール大会で初出場をめざす選手が12人であれば、今回と同数ということになります。

特にこの時期、日本は東京五輪を控えて、その世代をかなり集中的に強化すると思いますし、そのメンバーが2022年大会メンバーに、相当数なぐりこみをかけて来そうな情勢です。たまたまですが、2022年大会に向けては、かなり選手間競争が激烈になってくると思います。

今日の「25周年に書く」の2回目のテーマ、「ワールドカップに出ずっぱりの日本サッカー、幸福な時代は次の25年も続くのか」の結論は「どうやら続くようで、つごう50年間、日本のサッカーファンは幸福です」

けれども、次の25年、出場国も増えて日本のサッカーファンは出場できただけで幸福とは思わなくなる時代に入るでしょう。少なくともグループリーグ突破がノルマ、もし敗退であれば「なんの意味もない」と評価が変わる時代に入ると覚悟しなければならないと思います。

そのあたりの議論は、あと5年後ぐらいから徐々に活発になってくるでしょう。
では、このへんで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする