「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

柴崎岳選手とグリーズマン選手が持つスター性

2017年09月17日 11時59分20秒 | サッカー選手応援
前回、乾選手のドキュメンタリー番組のことを書き込みましたが、今朝は同じリーガ・エスパニョーラ・ヘタフェの柴崎岳選手がバルセロナ戦で、記念すべき初ゴールを叩き込んだニュースが飛び込んできました。

前半39分、高いところから落ちてきたボールを抑えるようにして放った左足のスーパボレーは、0-0の均衡を破る先制ゴールでした。

「美しい絵画のような傑作だ」、フランスのメディアがこう評したそうです。こういう表現を日本のメディアにもお願いしたいですよね。これが文化の薫り高さというものです。

柴崎選手は、これでスペインのみならず世界のビッククラブと言われるバルセロナとレアル・マドリーの両方からゴールをあげた初の日本人選手になったそうです。

しかし、好事魔多しです。柴崎選手、後半9分、その左足首に激痛が走り無念の交代となりました。まだ詳細な情報が入ってきていませんが、心配です。次節は3日後にありますから。

さきほど「フランスのメディアが・・・」という話をしましたが、そのフランスが送り出しているリーガのスターがアトレチコ・マドリーのアントワーヌ・グリーズマンです。

柴崎選手のスーパーボレーと相前後して入ってきたニュースが、グリーズマンのアトレチコ・マドリー新スタジアムでの第一号ゴールでした。

アトレチコ・マドリーは、昨年まで50年間使用していたホームスタジアム、ビセンテ・カルデロンに別れを告げ、今シーズンから新スタジアム「ワンダ・メトロポリターノ」に本拠地を移し、この日がこけら落としの試合でした。

注目はやはり、新スタジアムの第一号ゴールゲッターは誰か、ということですが、決めたのは、最も期待されているエース、アントワーヌ・グリーズマンだったわけです。アトレチコは彼のゴールを守り切って、記念すべき新スタジアム初戦を勝利で飾りました。

グリーズマン選手、ブロンドの髪をヘア・バンドで束ねた、アイドル顔の優男(やさおとこ)ですが、ゴールゲッターとしての嗅覚に優れています。

そのグリーズマンについて当ブログは昨年7月9日に取り上げています。「明暗くっきりメッシとC・ロナ。そして躍り出たグリーズマン」というタイトルで、EURO2016決勝を前に書き込んだものです。

この時、彼にスーパースターとしての予感を感じたのですが、まだメッシとC・ロナを超えるところまでは行ってません。けれども千両役者であることは間違いありません。

そして柴崎岳選手、まだ欧州での実績はなく、日本代表としてもこれからの選手ですが、スター性を持っています。昨年のクラブW杯レアル・マドリー戦、そしてリーガでのバルサ戦、大一番での強さが際立っています。

今回のスーパーボレーを実況したWOWOWの柄沢晃弘アナウンサーと解説の安永聡太郎さんは、彼の平常心をあげていました。まさにそれですね。キリまないで練習と同じ精神状態で打てる、これが彼の素晴らしさでしょう。

グリーズマン選手のゴールもまた、そうでした。右サイドからのグラウンダーのクロスに、相手DFの後ろから走り込み、ハーフボレー気味にミートしたゴールですが、ミートした瞬間のリキみのなさ、これが千両役者たるゆえんでしょう。

グリーズマン選手は1年半前までは、エースでありながら大切なPKを外すメンタルの弱さが心配されました。けれども、もう大丈夫でしょう。

二人とも、ここぞという時に力を発揮できる選手になりました。スター選手だけが持つ重要な資質です。
次のロシアW杯、二人とも大きな舞台になります。フランス代表は、死のグループとも言えるオランダ、スウェーデンと同組の欧州予選で、まだ出場権を決めていませんが心配ないと思います。

ロシアW杯で、大舞台に強い二人が、それぞれどんな驚きを世界に与えるか、注目です。
日本とフランスが同組でグループリーグを戦うのも見たいですね。柴崎、乾、グリーズマン、リーガ戦士がピッチに勢ぞろい、ゾクゾクします。

では、また。

コメント
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