荒川修作さんが来日され、2週間滞在、14日にニューヨークへ帰られました。
乃木坂の「ギャラリー・アートアンリミテット」で「荒川修作―60年代立体作品」展2月2日(土)-3月15日(土)まで。荒川修作さんが26歳の頃作られた作品「抗生物質と子音にはさまれたアインシュタイン」は草月会の外部倉庫で作品を再発見され、所有者が誰か不明、荒川さんが(故)出光孝子さんに上げられたもので、草月流から作家に返却、秋山工房による修復作業1年を経て、作家による確認、サインの行程をふんで、再び世に出現いたしました。40年振りに世に出た。荒川さんにとってはアメリカへ渡る前の若かりし日の作品で、71歳の御自分の時間差をどのような気持ちで見ていられるのでしょうか。普段から荒川さんは15,6歳くらいの少年の情熱で生きていられるので、この作品はきっと荒川さんにとっては、歳をとらず昔のままの荒川さんの今の姿なのかも知れません。それにしても画廊にところ狭しと3枚の紫の布地と包み込まれた灰色のオブジェがアインシュタインが投影、人間の脳の中に動物の生々しい動きが再現され、まさしく重力の中に閉じ込めたDNAの進化の過程で、、、 、宇宙空間に引き込まれていく自分の姿を感じ、震えを感じました。
続く
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