人工知能エキスパートの友人の話
コンピュターの発明や遺伝子の発見で時代が大きく変わろうとしています。
19世紀の末ごろには原子の存在は仮説でしかなかったのに、いまでは
みんなが原子があることを知ります。20世紀初頭にものは原子から出来
ているという原子説を唱えたポルツマンという有名な科学者が原子を否定
する科学者に弾圧されノイローゼになって自殺したといいます。
1911年に原子の存在する実験で成功、原子の存在が確定されました。
その後の発展はめざましく、十数年後には原子爆弾を作ったり出来るように
なりました。
19世紀末に一度はわかったと思ったことが実は全然分かっていなくて新たな
原子というものが見えて来たのです。
そこであらためてもっと小さい世界から作り出していく事の必要性が出て来て、
電子の技術が確立しそういう中からハイテクが生まれてコンピュターが発明さ
れたり、生物学では遺伝子の発見となりました。
コンピュター、遺伝子の発見は化学的には新しいもので、物だけではなく情報
性のほうが物より重要ではないかということに時代は変わって行っています。
人間の力ではとても太刀打ちできないものの組み合わせがあり、何が起こるか
分からない時代がこの世紀で、コンピュターに任せるしかない。
生命を作る基本的な物質、たんぱく質などを含め10万種類あるとかで、人間
頭で考えても出来るものではなく、10万種ある物質を全部コンピュターで、
どういう風に組み合わされるといつのタイミングでどう動くかをコンピュター
に教え、それが生物的な動きなるようにという方向で研究が進んでいます。