エストニアでのワークも後半に入りました。
ワークショップで今一番燃えられるものが、爪楊枝ネールメソットです。
始まる前に福島智先生の「ぼくの命は言葉とともにある」致知出版社を
読みなおしながら、耳が聞こえない目が見えない人はどの様な感じがす
るのか実際に試してみますが、その境地に達する事が出来ません。
福島先生は本の中で「一番お前に見えていないもの、聞こえないもの
は、お前の心なのだ。それが一番苦しいもの」という言葉があります。
ワークが始まる前に一人になり、パルノのカフェーでこれから始まる
ワークの内容を確認しました。
言葉が苦手な私ですので、人前で話すのは気が引けるのですが、私に
は言葉がないので、その分体感覚はあるのではと自負していましたが、
福島先生の言葉と命の意味には程遠いものです。
福島先生は人と出会うと「匂い」だけでその人が分かるという。
それと点字から伝わる言葉がコミニュケーションが取れる方法です。
福島先生の思いを体感覚で感じられたらとそのツールとして
爪楊枝ネールメソットで体験する事にします。
運良く一匹のハエが会場に入り込んできました。
このハエの触れる微妙な感覚は、痛みに鈍感な人でもうるさい位感じ
ます。
福島先生はひとや物を感じる時には、このハエの様に繊細なデリケ
ートな心ではないかと思います。
このワークショップで参加者の皆さんに現実から少しでも離れられる
体験をしてもらいたいと思います。
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