倉富和子の女のひもとき in USA

生活に緊張感を与える為に、ブログを書く事にしました!心導・縄文ストレッチ・DNAメソッドを広めるため、世界中を巡ります。

正気の沙汰とは思えない。原子力に未来はあるのか?4The atomic ago.

2011-03-28 10:58:00 |  縄文心導ヒーリング
「地球の目線」竹村真一著

また原発そのものはCO2を出さないにしても、原発を増やす社会は結果的にCO2排出を増やす社会になる懸念はないのだろうか?

原発は一定の発電量を維持しながら連続運転しないと効率が悪いので、社会の電力需要の昇降にあわせた出力調整ができない。そこで昼夜や季節によって変動する電力消費量(ピークとボトム)の差分を調整するために、微妙な出力調整がしやすい火力発電所が必要になる風力や太陽光などの自然エネルギーはもとよりこうした需要にあわせた調整には向かない。)

結果的に、原発を増やせば、それだけ調整ようにco2排出型の発電所を余分に増やすことになるのだ(西尾獏著「地球を救うエネルギ」。メニュー参照でもトータルなライフサイクル全体を見る視点、またそうした全体を見える化するような「エネルギー、りテラシー」の社会的プラットフォムのデザインが重要になる。

最後に。
「世代間倫理」の問題に言及しておきたい。
何事にもリスクやコストはつきものであり、背に腹は変えられないと人はいうが、では何の便益もなく、リスクやコストだけを押しつけっら得る「未来世代」は何というだろうか?
原発の恩恵を受けるのは現世代だけであり、未来世代(つまり”あなたの子供や孫”のことだ)は、逆に老朽化した数百基の原子力発電所と大量の原始発電所と大量の核廃棄物という”お荷物’だけを押し付けられる。

その危険性と処理コストの莫大さ、またプラト二ウム爆弾など核兵器利用やテロのリスクの増大などは現代とは比較にならない。
すくなくとも、私たちが(地下深く海底に埋めるといった小学生並みの解以外に)この核廃棄物の処理法をまったく見出していないというのは、動かしがたい事実である。原発が”トイレなきマンション”といわれる所以だ。しかも現代の自然エネルギーなど「代案」の成熟により、原子力の技術革新に投じられる予算や研究者の数は確実に減少傾向にあり、近未来によりその解決方法が発見される希望は到底もてない、というのが現役の原子力研究者のこえでもある。
この圧倒的な非対称に、現代のまっとうな想像力を働かせる必要がある。
コメント
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