ライト兄弟といえば有人動力飛行に世界で初めて成功した「飛行機の発明者」です。
兄弟は自転車屋を営みながら研究を続け、飛行機による世界初の有人飛行に成功しました。
町の自転車屋さんが作った飛行機というと簡単そうに聞こえますが、大変な努力と研究の成果でした。
模型で何度も風洞実験を行い、収集したデータを分析してグライダーを試作し飛ばす、そして改良を加えてまた飛ばす・・・といったことをしつこく繰り返しました。さらにグライダーによる実験データ収集と同時に、徹底的に操縦技術も身につけました。
1903年12月17日、アメリカ・ノースカロライナ州キティホーク郊外でのライトフライヤー号が記録した飛行時間12秒、飛行距離約36.5mはそうしたデータと練習による成果だったのです。
さて、ライト兄弟の話の後で非常におこがましいのですが、弊社もデータ収集と分析にはかなり力を入れています。
弊社は創業以来様々な「人材育成に関するデータ」を集めてきました。特に監督職から管理職に到達するあたりの階層を中心に、アンケートやインタビューを通じてたくさんの1次データを得ています。
おかげさまで弊社のデータは質・量ともにかなり充実してきました。
研修講師の中には「人材育成に数値データなんて要らない」と固く信じている人がたくさんいます。
一方、社員のパフォーマンスを様々な数値で計測し、会社の業績と直結させて報酬(ボーナスや昇給)を与えればそれで事足りると考える人もいます。
弊社はどちらの立場も取りません。
では、どのような立場をとるか・・・来年はその結論を成果物としてアウトプットしていきたいと考えています。
そしてその成果がライトフライヤー号のように飛行してくれたら・・・などと大それたことを考えています。
(人材育成社)