中小企業のための「社員が辞めない」会社作り

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第1,050話 同質の人が採用されたのか、人が企業風土に染まったのか

2021年08月25日 | 研修

「すべての社員がイキイキ働くようになる」仕組みと研修を提供する人材育成社です。

弊社が階層別研修やコミュニケーション研修を担当させていただく際には、はじめにご自身のコミュニケーションスタイルや行動スタイルを確認していただくために、診断テストを取り入れることがあります。これは、ご自身の強みや弱みを確認していただくことにより、今後仕事を進めていく際のヒントにしていただきたいと考えているからです。

これまでたくさんの企業で診断テストを行ってきましたが、その結果やはり企業ごとの特徴がよく出ているなと感じています。たとえば、発言の際に物事をきちんと数値で捉えて発言する人が多い企業がある一方で、物事をあいまいなまま捉えることが多いと回答する人が多い企業もあります。

また、他者に注意をしなければならないような場面が生じた場合に、注意することは難しいことではないと考えている人が多い企業がある一方で、そういうことをするには躊躇してしまう傾向の人が多いところもあります。

同じ企業で継続して研修を担当させていただくと、毎回同様の傾向が見られることが多いことから、これは単年度の傾向ではなく、個々の企業に根付いた組織風土や文化のようなものではないかと考えています。

では、この同じような特徴を持つ社員が多いといった傾向は、どのようにして生まれるのでしょうか?

各企業には新入社員など人を採用する際にそれぞれ求める人材像があるはずですが、入社した人たちは当然各社の基準に合った人が選抜されているはずです。ですから一つにはもともと比較的同質の人材像のメンバーが集まった結果形作られたものだと考えることができるかもしれません。

あるいは、入社時はバラエティに富んでいた人材がだんだんと企業の文化や風土に染まっていった結果とも考えられますが、私自身どちらの理由によるものか判断できないことが少なくありません。

しかし、どのような理由であっても組織とは本来同質のメンバーだけでまとまるのではなく、多様な人材がいることが求められるものです。近年「ダイバーシティ」(多様性)という概念が大切にされるようになりましたが、これは個々の違いを受け入れて活かしていくという考え方です。企業で言えば、画一的な考え方を強要するのではなく、各自の個性を活かして能力を発揮できる風土を醸成することで、個人のみならず組織にとっても大きなプラスになるという考え方です。

多様な人材がいて、それぞれがお互いに学び合い刺激し合ったりすることで新たなイノベーションを起こせたりした結果、企業は成長できるわけです。実際に様々な能力や考え方の人がチームにいる方が、成果が上がっているという企業の話を私自身もよく聞きます。

「鶏が先か卵が先か」の議論ではありませんが、組織が同質の集団になってしまわないようにするためには何をすればよいのか、多様性という言葉の意味を考え続ける必要がありそうです。

お問い合わせ【株式会社人材育成社】 

人材育成のホームページ

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