中小企業のための「社員が辞めない」会社作り

社員99人以下の会社の人材育成に役立つ情報を発信しています。

新入社員フォロー研修は内部講師で実施しよう

2019年04月03日 | コンサルティング

「99人以下の中小企業の社員が辞めずにイキイキ働くようになる」

を提供する人材育成社です。 

「お漢字の方はどのようになられますでしょうか?」

これは、昨日から弊社が担当させていただいている、ある企業の新入社員研修で新入社員の一人が発した言葉です。

電話応対の演習で、お客様の氏名(漢字)を確認するという場面を想定して練習してもらったのですが、一人がこのように表現したのです。

本来は、「お客様のお名前の漢字はどのような字を使いますでしょうか?」と確認すべきところだったのですが、お客様にではなく漢字に敬語を使ったような、おかしな表現になってしまっていました。

その他にも「お伝えする」というべきところを「お渡しする」、「お待たせしました」というべきところは「いただきました」と言うなど、ビジネスマナー以前に通常の会話としても意味不明な表現をする受講者が大勢いました。

もちろん新入社員ということで、ビジネスパーソンに必要な表現が身に着いていないのはある程度大目に見ざるを得ない面があるでしょうし、そのために新入社員研修を行っているわけです。

さて、ここからは先日のブログにもつながる話なのですが、以前、中小企業の経営者の皆さんに「御社では新入社員研修は実施していらっしゃいますか?」と伺いました。お付き合いをいただいている社長の皆さんからは「入社式の後はすぐに配属するから、研修はやっていない。OJTで学んでもらう」や、「公開セミナーに2日間派遣する」などの答えがありました。

もちろん、いずれの方法も意味がある取り組みです。しかし、弊社が今後お勧めしたいと考えているのは、たとえ短い時間であったとしても「内部講師で新入社員研修を実施していただきたい」ということです。

このような話をすると、多くの場合「社内に講師をできる人間なんていないよ。だから、外部のセミナーに出しているんだ」という答えが帰ってきます。

確かにそういった面はあるかもしれませんが、弊社では先輩社員や管理者には新入社員を迎える機会に、ぜひ講師に挑戦していただくと良いと考えています。

それでは、先輩や管理者が講師を担当する意味は何なのでしょうか。

まず、「言葉遣い」や「電話応対」などのマナー研修であれば、新たに講師を務めるとしても、比較的教えやすい内容だということがあります。

次に、講師を担うからには、当然それ相応の準備をすることになります。ビジネスマナー研修であれば、そのために改めてマナーを確認することにもなりますから、それをきっかけに改めてレベルアップできる絶好のチャンスになるのです。

さらには、こうした機会を通じて職場や会社全体でもマナーを確認して、場合によってはそれを見直す機会にもなります。つまりは新入社員以外の人にとっても改めて学ぶ機会になり得るというわけです。

毎年、新入社員フォロー研修を担当させていただくと、新入社員から「外部講師の研修を受けた後に職場に配属されたら、先輩や上司の言葉遣いは研修で習ったものとは異なった」、「大きな声で挨拶するように研修で習ったのでその通りにしたけれど、返事をしてもらえなかった。だから、いつの間にか挨拶をするのを止めてしまった」などの声を少なからず伺います。

このような事態になってしまっては、せっかく外部の新入社員研修に派遣しても意味がなくなってしまいますし、何より新入社員の成長の妨げになってしまいかねません。

しかし、先輩社員や管理者が講師を務めることで、新入社員だけでなく受け入れる側の先輩社員や管理者も初心に帰り現状を見直すこともでき、その結果、会社全体の底上げにもつながり得ることから、とても意味があることだと弊社では考えているのです。

今年の新入社員研修には間に合わないかもしれませんが、ぜひ、今後新入社員フォロー研修を実施する予定があるのであれば、その一部を先輩もしくは管理者が講師になって社内で研修を実施してみてはいかがでしょうか。

きっと、新入社員および講師側双方に想像以上の効果が得られるはずです。

 

 お問い合わせ【株式会社人材育成社】 

 

人材育成のホームページ


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