中小企業のための「社員が辞めない」会社作り

社員99人以下の会社の人材育成に役立つ情報を発信しています。

「102歳のブロガー(blogger)の刺激」

2013年05月26日 | キャリア

ブログを始めてようやく1か月が経ちました。この間、このブログを読んでくださった皆様、そしてエールを下さった皆様、本当にありがとうございます。

 ちょっと奥ゆかしい?私たち人材育成社の二人は、当初ブログやFacebookに自らのことを書くことに少し敷居の高さを感じており、一日延ばしにし続けて気がつけば2年経過。

以前からいろいろなテーマで書くことの楽しさや、それによる効用を聞いていましたので、私たちも遅ればせながら1月前にブログデビューしました。現在は一日交替(平野、芳垣)を原則に、ほぼ毎日更新を続けています。

 さて、この1か月、慣れないながらも日々更新を続けるモチベーションにつながった一番の理由は、102歳のあるブロガーの影響です。

ブログを始めたばかりの頃、ふと目にした「金原まさ子、ブログ毎日更新中」の記事(朝日新聞 4月30日夕刊)

そこには、102歳で句集「充実そのもの」を出し、アラフォーならぬアラ百で開花した俳人の金原まさ子さんが紹介されていました。

金原さんは100歳で始めたブログで今も一日一句を作っているとのことです。さらに「毎日の更新はプレッシャー。でも、楽隠居は早くぼける。別の意味で、私はアタマがイカれておりますけど。」ともあります。

 何ともあっぱれな102歳!プレッシャーを楽しんでいらっしゃるようなご発言です。

「ストレス」と言わず、「プレッシャー」と表現されているところがますます素敵です。

ところで、「ストレス」と「プレッシャー」はどう違うのでしょうか。

 広辞苑では、「ストレス」とは、種々の外部刺激が負担として働くとき、心身に生じる機能変化とあり、「プレッシャー」は圧力、重圧とのことです。

 私の解釈ですが、「ストレス」はどちらかと言うとマイナス表現で使われることが多いように思いますが、「プレッシャー」は目標を成し遂げるためのものに生じるため、プラスの意味合いがあるように感じます。

私たちの日々は忙しく、大変なこともいっぱいですが、与えられた役割や仕事を「ストレス」にするのではなく、「プレッシャー」に変えて、目標に向かって前進していきたいものです。

 ところで、金原さんはこのようにもおっしゃっています。

「うっかり大人になることを忘れました。」、「日々ふしぎがり、おもしろがって」とのことです。

金原さんの句にはなかなかに官能的なものも多く、この句を作られた方がまさか102歳とは思えないような色っぽい句もあります。うーん、実にエネルギッシュですね。

 実は、私も趣味で俳句の世界に触れてかれこれ7年経っているのですが、まだまだ思うような句が作れず、こちらもまだまだ修行を続けなければと思っています。

  102歳の金原さんに刺激を受け、ブログを始めて1月の区切りの今、仕事も俳句もそしてブログも負けないように頑張らねばとあらためて思ったところです。

  皆様、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。


原美術館の束芋

2013年05月26日 | コンサルティング

現代美術(モダンアート)が好きな人は原美術館をご存知でしょう。

いや、モダンアートなんて興味がないけど「オシャレなデートスポットとして知っている」という人も多いかもしれません。美術館としては小さいですが、モダンアートのちょっとした逸品に会うことができます。レイノーやカバコフといった珍しい(しかし海外では有名な)作家や、森村泰昌、奈良美智、束芋(たばいも)といった日本の作家の作品もあります。

束芋は若手の作家ですが2006年にはなんと弱冠30歳でこの美術館で個展を開いています。束芋は京都造形芸術大学の出身ですが、面白いことに(失礼)推薦入試で落ちて、一般入試でも落ちて補欠で滑り込んだそうです。すごいのは在学中から色々な賞をとりまくり、26歳で母校の教授になったことです(その後辞任)。芸術的才能は、いったん点火すると手が付けられないほど爆発することもある、ということでしょうか。

私は会社員であっても、「才能」という考え方は必要だと思います。営業の才能、開発の才能、経理の才能・・・様々な才能を長い会社員生活の中で何度も目の当たりにしてきました。人材育成の役割は、社員1人1人に自分の才能を「自分で見つけてもらう」手助けをすることです。それが見つかったら、後は自分で点火することです。

さて、原美術館はJR品川で降りて約10分、御殿山ガーデンの裏手の閑静な住宅街の中にあります。作品を見た後、館内のカフェで飲むコーヒーもなかなかです。