今さらという感じもするけれど、ちょっと興味がわいて読んでみた。
1999年にパソコン通信の掲示板に掲載され、爆発的な人気を呼んだ小説だ。あるいは、チャ・テヒョンとチョン・ジヒョンの共演した、とてつもなく面白かった映画の原作小説だ。
さすがに韓国はネット小説が早い時期から広まっていたみたいだ。軽快な語りと奇抜な発想、そして、共感できる心情描写がネットの語りかけ文体で展開され、同時間的に読者にされてしまっているという感じがある。この語りかけられての取り込まれ方は初期よしもとばななとかを連想した。
実際はハングルの組み合わせの面白さとかもあるらしいのだが、例えば顔文字などが効果的で、当然、紙面自体のディスプレイ化が見て取れる。それに活字がメールっぽく処理されていて、妙にプライベートなイメージも起こさせる。
なによりすいすいいけるのは、展開の速さとストーリーの面白さ、気の利いた警句からかもしれない。
読み終えて、もう一度、映画を見たくなった。映画はまた、うまいこと話を作っていたし、印象的なシーンがいくつもあった。
うーん、ネット小説の加速はどこまでいくのだろう。ネット小説とか言ってんのが、もう、相当後方にいることになるのかも。
1999年にパソコン通信の掲示板に掲載され、爆発的な人気を呼んだ小説だ。あるいは、チャ・テヒョンとチョン・ジヒョンの共演した、とてつもなく面白かった映画の原作小説だ。
さすがに韓国はネット小説が早い時期から広まっていたみたいだ。軽快な語りと奇抜な発想、そして、共感できる心情描写がネットの語りかけ文体で展開され、同時間的に読者にされてしまっているという感じがある。この語りかけられての取り込まれ方は初期よしもとばななとかを連想した。
実際はハングルの組み合わせの面白さとかもあるらしいのだが、例えば顔文字などが効果的で、当然、紙面自体のディスプレイ化が見て取れる。それに活字がメールっぽく処理されていて、妙にプライベートなイメージも起こさせる。
なによりすいすいいけるのは、展開の速さとストーリーの面白さ、気の利いた警句からかもしれない。
読み終えて、もう一度、映画を見たくなった。映画はまた、うまいこと話を作っていたし、印象的なシーンがいくつもあった。
うーん、ネット小説の加速はどこまでいくのだろう。ネット小説とか言ってんのが、もう、相当後方にいることになるのかも。