行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

久々に佐渡汽船のフェリー、チェア席新設も割高感否めず

2023年03月19日 | 旅行記・まち歩き


佐渡に渡るのは実に久々のこと。去年の7月に仕事で訪れた以来。8月にも出張予定だったが、コロナ感染症の影響で研修会が中止となったことがあり、実に8か月ぶりの訪問。佐渡ファンの私にとって、これだけ間隔があくのは異例だ。
これもコロナの影響が大ということにもなるが、それだけ佐渡に通い詰めたのも、娘が嫁いでいたという関係で孫の顔を見に行ったり、仕事でも佐渡事情に詳しいことから声を掛けられてたりすることがあったからだ。
その娘がこの春に本土へ転勤となり、今回は引っ越しのために久々の佐渡汽船。朝イチ(新潟港6:00発)、フェリーにハイエースを乗せての乗船ということになった。



ネットで乗船券を購入しようと調べていたら、佐渡汽船のフェリーにはこの春「チェア席」というパーソナルタイプの1等席が新設された(写真上)。調べてみると、私の乗船した前日からの運用開始。新しいものに飛びついてしまうんだよね!
前後左右、ゆったりとした間隔で設置されているのは贅沢。機能とすると深いリクライニング、少し中途半端なフットレスト、ひじ掛け収納タイプのサイドテーブル、そして佐渡汽船1等では初めて各席にAC電源を設置。やっとJRのグリーン車に追いついたって感じはする。
ビジネス目的ならいいかもしれないが、同じ1等料金を払うならイス席やカーペット席(写真下)の方がくつろげるかもしれない。ただ料金ですよねー。航送料金も含め、割引などは一切なし。1等(チェア席、イス席、カーペット席同額)は5,430円(片道)。



今回は一人で乗船。車を積んで1等グレードアップで往復47,000円。以前は休日割引やシニア割引などがあって2万円台で往復できた。調べてみると2等やジェットフォイルの料金も明らかに値上がりしている。
世間は値上がりラッシュだし、佐渡汽船の会社事情も理解しているが、以前の料金を知っている者からすると、今回のチェア席新設はともかくとして、全体的に割高を感じてしまう。
娘の話だと、「佐渡島民割引」にもその手は及んでいるようで、この航路は佐渡の観光を担っているというほか、離島の島民の生活を支えている。人口減少の続く佐渡、帰省やビジネスで利用する人、転出のため佐渡汽船を使う人は複雑な気持ちになる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする