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犯罪と交通事故も屈指

2014年07月12日 15時32分55秒 | 県全般
犯罪と交通事故も屈指

都道府県人口ランキング5位、720万人を超す人口を持つ埼玉県は、犯罪も交通事故もけっこう多い。

犯罪統計では、犯罪発生件数は「刑法犯認知件数」と呼ばれる。「認知」とは、「警察が犯罪について、被害の届出などで、その発生を確認した」という意味で、その件数というわけである。

14年の県内の刑法犯認知件数はピークだった04年から10年連続で減少、7万6859件だった。認知件数は、東京、大阪、愛知に次ぐ4位。警察官100人あたりの認知件数は、大阪に次ぐ全国2位で678.1件と依然として高かった。

窃盗の認知件数は、ピークだった02年から12年連続で減ったものの、詐欺の増加が著しく、殺人や強盗などの重要犯罪も増えた。

14年の交通事故は、死者173人で、都道府県別では多いほうから、愛知、神奈川、兵庫、千葉に次ぐワースト5位。前年より7人減り、1956年以降最少だった。

死者の内65歳以上の高齢者は78人(前年と同数)で、07年以降8年連続で全体の4割を超えた。自転車乗車中の死亡事故が減ったのが特徴で、前年より11人少ない31人だった。

死者数が最も多かったのは、1970年で実に845人だった。

交通事故では気になることが二つある。

一つは、泥酔するなどして路上に寝込んだ人がひかれて死ぬ「路上寝込み」による死者数が多いことだ。

08年から11年まで14、15、16、18人と全国ワースト1位を記録した。

12年は15人で2位、13年は5人で6位と減ってはきているものの、14年はどうなるか。(数字は産経新聞)

もう一つは、自転車乗用中の死傷事故発生率で全国で最高の市が2つあることだ。14年11月6日の毎日新聞が調査報道によって社会面トップで報じている。

12年までの10年間の10万人当たりの死傷事故発生率を「交通事故総合分析センター」のデータを基に毎日が調べたところ、草加市が307.7、戸田市が306人と、埼玉県の2市が1、2位を占めているというのだ。

草加市は、06、08、09年、戸田市は05、10、11年にワースト1位になっていて、10年間でワースト5に入った回数は、草加市、戸田市とも8回。この2市が突出しているのが分かる。

10年間のワースト10に入っているのは、関東では、東京都台東区(4位)と前橋市(9位)だけである。

ちなみに草加市は、14年3月の内閣府発表で、草加駅前の放置自転車台数が全国2位だったという。

数字が多すぎたが、いずれも考えさせられる数字である。


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