素晴らしい風景!!

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🔥 セエトバレエ(左義長)の準備 🔥

2023年01月15日 | 伝統行事

会場は JR 東海道線の大磯駅から 10分ほど南東に進んだ大磯北浜海岸で行われました。

普段はサーフィンを楽しまれる人たちの会場のようで、海岸にはトイレ やシャワー施設も用意され、左義長用には大磯港よりに観覧台が用意されていました。                この日も沢山のサーファーの方々が、サーフィン を楽しまれていました。

祭りの当日は、町内各所のおんべ竹やお仮屋などを片付け、集められたお飾りや縁起物を浜辺に運んで9つの大きな円錐形のサイトが作られます。

尖端から大穂竹(おんべ竹)が突き出し、その穂先に書初めや輪飾り、極彩色の色々な物が浜風に音をたてて なびき、周囲には御用済みのだるまや神社のお札などが差し込まれて、まさに奇観です。

セエトバレエの準備は前年の事八日といわれる 12月8日の「一番息子」という行事から始まります。

セエノカミサン(道祖神)の祠に置かれているゴロ石と呼ばれる真ん中がくびれた石に縄をつけ、子供たちが家々を巡り「○○さんに良いお嫁さんが来ますように、いちば~んむすこ」などと家人に頼まれた願いを唱えながら玄関先で石を地面にドンドンと打ち付け、賽銭をもらいます。この賽銭で子供達は風邪をひかないよう豆腐を食べるという厄災招福の行事とのことです。

地元では、これが正月行事の始まりだといわれています。

かつては、松の内(1月7日)が過ぎると子供たちは正月のお飾りを集めに歩き回り、8日に下町通りに木造の組立式のセエノカミサンのお仮屋 が作られ、子供たちが籠ります。

あげられたお賽銭は子供たちのお小遣いになったようです。

                                    

北浜海岸に藁(わら)や各地区から集まった正月飾りなどを積み上げて、高さ8メートルほどのサイトが9基作られた風景。

各サイトには御用済みのだるまや神社のお札が差し込まれており、待っている間にも家から持って来られたお札などを差し込んでる方々を見掛けました。                                             

地元の人たちはセエノカミサンにお参りして歩き、特に七ヶ所に参ることを七所参り(ななとこまいり)と言っていたようです。

小正月の1月 15日前後に行われる火祭りが『左義長』で「どんど焼き」・「どんど祭り」とも呼ばれ、各地でも行われますが色々な風習の形が見られて楽しいですね。

昔は、ほとんどの家で門松を立てたので、サイトの材料に困ることは無く、藁(わら)が燃えた後にはお飾りが顔を出したりしたようですが、今は材料集めに大変苦労しているとのことです。

どこでも聞かれる話には、燃やした書初めが高く舞い上がると腕が上がる、松の燃え炭を屋根に載せておくと 「火災除けのまじない」 になるといわれ持ち帰った。というお話があります。

 

 

        ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

 


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