小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

秋色の大山

2008-11-06 14:36:36 | 広島の生活
       好天に恵まれた紅葉狩り

 11月3日(月)は文化の日。午前中トマトの作業を終えて帰宅,翌4日が仕事休みということで,急遽ドライブを計画。
 かみさんも両親が入院生活に入って心労もあったようだし,くもり空ではあったが翌日は晴れという予報に希望を繋いで出発することにした。かみさんは私の腰の痛みをいたわって近場を考えていたようだが,私の気持ちは一路大山へ。
 車は快調に走るが,思いつきの行動の悲しさ,ガソリン欠乏のため東城ICで一旦自動車道を下りる。ここにも温泉はあるが,『芋の子を洗うようだ』という。宿泊施設も「帝釈峡まで足を伸ばせば」ということで,最初の目的地大山に向かう。宿泊は関金温泉にと決め,宿を確保する。

 関金温泉には,20数年前に京都に所用で出かける途中宿泊したのが最初で,その後は次男の就職した会社が保養施設を持っていたので,何度か利用させて貰った。しかしこの企業も『合理化』路線で,関金や湯田温泉をはじめほとんどの保養施設をてばなしてここ2年寂しい思いをしていた。関金温泉は少し交通に不便ということで,三朝温泉ほど有名ではありませんし,宿泊施設も少ないですが,泉質は負けません。正月には町運営の温泉施設で餅つきがあったり,地酒が振る舞われたり楽しめます。

 今回は,宿といっても簡易宿泊施設で,食事は自炊か外食。スーパーで食料品とビール・地酒を買ってチェックイン。
 なんと,10畳の和室にその広さのキッチンがついて(風呂無しトイレ付き),鍋釜・食器完備で,一人4000円ちょっと。長期滞在者が多いということで,正月は3日まで満室とか。そのわけ分かります。
 例の保養所も経営主体は変わっても(広島市の女性とか),そのまま残り,素泊まり・食事付きのどちらも可とか。自炊はできないようですが,料金も簡易宿泊所・国民宿舎並みで,また寄ってみたい宿です。

 帰路は秋晴れのもと,もっぱら一般国道。(私の住まう近くの国道54号が,この春から183号に変わってこの件にも興味がありました。後で調べると,183号は,広島市と米子市を繋ぐ一般国道ということでした。180号とも共用しています)
 鏡ヶ成を経由して桝水原へ。鮮やかな紅葉の中を走り抜けるのは何とも爽快なものでした。東南方向から眺める大山の雄々しさ,烏ヶ山もバッチリ。
 昭和37年でしたか,鏡ヶ成の国民宿舎が焼失した年に,尾根を縦走し烏ヶ山を経由して蒜山に至りましたが,あのときは歩くのが精一杯で紅葉を楽しむゆとりもなく,最期の蒜山高原で柴栗拾いに夢中だったことを想い出しました。
 写真は溝口に下がる途中で振り返った大山です。紅葉の大山をお見せしたかったのですが,電池切れでした。ここから振り返る大山は,冬ならまだしも,おとなしく平凡です。

 日野町から道後山,庄原・三次を経由して白木街道を通り無事に帰着。
かみさんの両親と連れ立ってのドライブはありましたが,二人きりの旅は何年ぶりだったでしょうか。明日は立冬とか,広島県内の紅葉狩りはあと1週間は可能でしよう。
 白木農園,Yさんの肝いりでしょう,ベンチが3脚に増えて作業の疲れを癒す準備ができていました。蕎麦は穫り入れを待つばかりです。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (わ~)
2008-11-07 19:29:10
こんにちは。
とっても素晴らしい文化の日の旅行になりましたね。
大山は一度見てみたいなと思っている山です。
紅葉の季節なのできっと一層きれいでしたよね。
富士山に似ていると聞いたことがありますが
いかがでしたか?
お宿も設備よくお値打ちだったようで良かったです。

写真の影がお父さんとお母さんということが
はっきりわかります。影には雰囲気も映るんですね^^
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大山は伯耆富士と呼ばれます (こまった島の爺)
2008-11-08 10:40:28
 久し振りです。みんな元気でしたか。
 今回の旅は,まず自動車道を東に走り,西日を受けた山を眺めながら一般道を帰ったのが正解でした。軽トラックでなかったので当日は楽でしたが,長距離の運転が今になって腰にひびいているようです。
 大山は,東西に稜線が走っているので,南から観ると屏風のように激しく切り立った山に見えますが,西からの眺めは写真のように穏やかで美しい山に見えます。これ故,伯耆富士(ほうきふじ)と呼ばれるようになったのでしょう。各都市に“銀座”があるように,各地に“富士”があるのもたのしいですね。
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