小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

精米所

2013-12-13 00:22:31 | 広島の生活
 お米は遠く,近く・・・

 お米が残り少なくなったから,
と精米を頼まれた。
精米所が近くのHCに出来たことも教えられた。

 子どもの頃は我が家でも米を作っていた。
父はサラリーマンだから,田仕事は母が担った。
畑二ヶ所に田圃が離れて存在し,細い道を歩いて
それぞれ20~30分を要した。
山裾の田は最も遠くにあり家からは40分位かな?。
強力な農薬の事故が続いて,父は田を手放した。

 田舎生まれで育った私は,ご飯と味噌汁で十分。
今は,知人から必要に応じて玄米で購入している。
このお米がおいしいので娘家族も喜んでいる。

 早速出掛けた無人精米所の良さは米ぬかだ。
「ご自由にお持ち帰り下さい」と表示してあった。
今までのは“汚すから”と持ち帰りが出来なかった。
いや,籾殻だって販売するからその線かも知れない。

 島の集落での稲作は皆無に近くなった。
ヤンマーディーゼルで脱穀・精米していた家も無い。
 TPPでは,背と腹から槍を突き出されて大変だが,
それは今までの無農策が生み出した,身から出たサビ
と,知らない顔も出来ない。

 「改定通知が届いたが,また年金が減っている」
と家内が嘆いている。
米作りの知人も高齢になっている。
果たしていつまでおいしいお米が口にできるだろうか。

米ぬかが無料で手に入ることで喜んではいられない。

 島に帰る予定だったが,1時間も歯をえぐられて気失せ,
1日の作業に4時間の行程,ガソリン代を考慮して断念。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
米作り (hibochan)
2013-12-13 07:40:48
当地では 専業農家を除いてほとんど
大型機械を持ってる方に稲作頼み
面積に応じて米をいただいてます
耕作放棄地が増え心配
精米は 蕎麦の磨きに使う古い精米機仲間がさがしてくれまして利用してます。
Unknown (島爺)
2013-12-13 23:22:56
hibochan さん
 島⇒本土⇒本土の農作地⇒北海道
 畝,反⇒反⇒町⇒10町
所変われば耕作地の広さの単位が変わります。
ついて歩く小さい耕耘機が2台ありますが,
始動と移動が面倒で,鍬を使っています。
石を切り,石垣を築き,運んで耕す,
すべて手と足で,昔の人の偉さを実感します。

コメントを投稿