小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

遣唐使船が沈没?

2009-11-13 14:13:00 | 広島の生活
 船首が切れ,底の抜けた舟
 性根の入らない島爺
 秋は文化の薫る季節。今日は文化にほど遠い島爺の締まらない話。
農業塾OB会・白木農園の一部会員がパソコン教室で学んでいる。講師はもちろんOB会員のNさん。現在は月2回の講習で,Nさんの好意にすがって講習料は無料。
 会場は受講者15人の中央部にあるK公民館。その公民館祭に私たちも出展することになった。内容は,“ペイント”で描いた絵。祭は明日とあさって。

 パソコンにさわり始めてかれこれ20年になるが,そのほとんどは一太郎とのつきあい。一時はその一太郎で数式も書いていた。ただし,“数式バッファ”が使いにくいソフトだったから,必要に応じて活字の大きさを変えたり,行間を変えることでなんとかしのいできた。ロータス123も使いにくいソフトで,ほとんど使わなかった。メールも10年ほどになるが,いまだに人様から届いた文書を活用している程度。数式はS社のソフトで図形も簡単に描ける。文書を書くことも少なくなったから,一太郎も縁遠い。ワードは使わないし,たまにソフトを活用してエクセルが少々。

 前の祭には,はがき作成ソフトで団扇づくり。前回はオートシィブでお絵かき。これは草臥れた。が,何とかやった。
 今回の“ペイント”は何ともはやどうにもならん。曲線はフニャフニャになるし,消せば,必要な部分まで無くなってしまう。おまけに,書いた図形が小さかったり,用紙からはみ出ていたり。
 2ヵ月も前に宿題を出されたのだが,倉橋島出身ということで遣唐使船と決めたが,手に付かなかった。先日印刷したら,A4一㌻のはずが,20余枚も印刷してしまった。今時の生徒と同じで,先生のいわれることは上の空。何度書いたり消したりしたことか。
 今朝ようやく仕上げたつもりが,(インク切れを補給して)4枚になる。図形を囲んで縮小したら,船底が抜けていた。よく見ると船首も切れ落ちている。船首だけはなんとかくっつけて,表裏の失敗をくり返しながら,なんとかTシャツに印刷を終えた。

 先の木曜日。出来上がった一部を見せていただいて感心したのが2作。一つは『秋田の竿灯祭り』なんともうまい。もう一作は墨痕鮮やかな『書』。落款をきちんと入れている。“ペイント”だから『絵』と思いこんでいたが,なんとも鮮やかな発想の転換がすばらしい。他の人のを拝見していないが,今夜あたり,
白木農園だよりにすばらしい作品が紹介されるだろう。

 しかし,Nさんも,私のような人間を相手に指導を続けてこられたのだから,辛抱人には違いないが,少し意地も悪い。これだけたたいておけば,少しは静かになるだろうという魂胆のようだ。
 ともかくこれでゆっくり休める。

前回の作品『宮島』