アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

財団法人 日本青少年研究所 が昨年9~10月、日米中韓の主要都市の中高校生約8,300人に対して、生活に関する意識調査を行い、その結果を2月24日に 「中学生・高校生の生活と意識-日本・アメリカ・中国・韓国の比較ー」として発表しました。

概要は、次のとおりです。

・日本の中高校生が学校や自宅、塾で勉強する時間は1日当たり平均8時間。これに対し、中国では約14時間、韓国は約10時間と、大きな差が出た。同様の調査を行った平成9年と比べると、高校生は1時間、中学生では2時間も勉強時間が短くなっていた。
・にもかかわらず、学校の勉強を「きつい」と感じている高校生は77・2%にのぼっており、4カ国では最も多かった。他の3カ国では4~6割程度にとどまった。
・勉強時間は短いのに、就寝時間は遅いという中高校生の実態も明らかになった。就寝時間が「午前0時以降」という日本の中学生は約35%、高校生に至っては約70%。一方、米国や中国は中学生で1割、高校生でも2割に満たなかった。
・中高校生の約8割が、「よく疲れている」と感じていることも判明した。
 

ここまではさもありなん、という感じですが、勇気の伝道師としては、次の記述に勇気をくじかれた日本の中高生の姿を読み取ってしまいます。

・「自分は駄目な人間だ」と考えている中学生は56.0%(米14.2%、中11.1%、韓41.7%)、
高校生では65.8%(米21.6%、中12.7%、韓45.3%)に及び、
他国を大きく引き離している。

大まかに言うと、中学生の2人に1人、中学生の3人に2人が「自分は駄目な人間だ」と考えている、ということになります。

これでいいのでしょうか、彼らの将来は?

彼らだけでなく、彼らの親や教師などが確実に勇気づけを必要としていることは、間違いありません。


<お目休めコーナー> 秋芳洞④



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