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日中韓3国の首脳会議が3年半ぶり開催、安倍晋三首相は、いかに嫌われているかを思い知らされた

2015年11月02日 06時25分10秒 | 政治
◆日本にとって、中国と韓国は、「最も近くて、最も遠い国」である。中国と韓国は、友好関係を築いているのに、日本は、中国と韓国両国ともに関係が、冷え込んできた。このため、毎年行われることになっていた日中韓3国の首脳会議が開かれず、「安倍晋三首相の近隣外交は、失敗している」と言い続けられてきた。それが、2012年5月以来、3年半ぶりにソウルで開催された。この首脳会議を促したのは、米オバマ大統領であった。
 中国の李克強首相、韓国の朴槿恵大統領による日本と中国、韓国の3か国による首脳会議は11月1日午後2時すぎからソウルにある韓国大統領府の迎賓館で始まり、およそ1時間半余りにわたって行われた。
しかし、朴槿恵大統領は、9月3日に中国北京市の天安門広場で開催された「抗日戦争勝利70周年」を祝う軍事パレード(30カ国の首脳を含む49の政府・国際機関代表らが参加)に招待されて参加したばかりなので、李克強首相とは、終始和やかな雰囲気だったのに、残念ながら、安倍晋三首相は、どことなく「浮いた感」があった。朴槿恵大統領、李克強首相ともに、心の底では「安倍晋三首相は、会いたくない相手」といった冷たい空気が流れているようだった。
 それもそのはず、朴槿恵大統領は、安倍晋三首相が慰安婦問題で誠意(カネ)を示す確たる感触は得ていない。李克強首相は、12月末に稼働する「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)に日本が参加してくれないので、気分が悪い。安倍晋三首相は、米オバマ大統領が、AIIBに乗り気でないため、勝手に参加表明できない。それどころか、中国を排除して「TPP経済ブロック」(日本と米国中心の12か国)を形成しようとしている。このため、「一帯一路構想」により、陸のシルクロードと海のシルクロードを整備して、対抗していくしかない。
 しかも、オパマ大統領が10月27日、南シナ海南沙諸島に米海軍のイージス駆逐艦「ラッセン」を派遣して、「航行の自由作戦」を実施し、中国が建設した人工島から12海里以内の海域を航行させたことに対して、朴槿恵大統領が、沈黙していたのに、安倍晋三首相は、すかさず賛意を表明した。李克強首相は、これが面白くはない。
◆3か国首脳会議の終了後、3首脳は、共同記者発表に臨んだ。朴槿恵大統領を中心に、向かって右に李克強首相、左にが並んだ。
 朴槿恵大統領は、「北東アジアの平和と繁栄のための重要な枠組みである3か国間の協力体制が復活したことは、歴史的な意義が大きい」と述べた。李克強首相は、「われわれは、歴史を直視して未来に向かい、歴史の敏感な問題を適切に処理して3か国の協力を進めることで一致した。3か国の指導者の対話メカニズムを2度と妨害してほしくないし、また、そうならないと信じている」と述べて、安倍晋三首相に皮肉を込めて、歴史問題で前向きな対応を促したという。
 だが、共同記者発表が終わって、朴槿恵大統領が、李克強首相の手を取って、安倍晋三首相と3人で手と手を重ねあわせようとした。だが、李克強首相は、安倍晋三首相と手を重ねるのを一瞬躊躇しているような素振りだった。普通ならば、3人が熱を込めてガッチリと両手を重ねあわせるのに、そうした感動的な場面にはならなかった。これが、3国の偽らざる「冷たい関係」であるということであり、安倍晋三首相が、いかに嫌われているかを示す証拠である。
【参考引用】
 NHKNEWSwebは11月1日午後4時55分、「日中韓首脳会議の定例化確認 FTA交渉加速へ」という見出しをつけて、以下のように配信した。 
 日本と中国、韓国の3か国の首脳会議は、1日午後、韓国の大統領府で行われ、首脳会議の定期的な開催と、来年、日本で会議を開催することで一致するとともに、日中韓3か国のFTA=自由貿易協定の締結に向けた交渉を加速していくことなどを確認しました。
 安倍総理大臣、中国の李克強首相、韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領による日本と中国、韓国の3か国による首脳会議は、1日午後2時すぎからソウルにある韓国大統領府の迎賓館で始まり、およそ1時間半余りにわたって行われました。3か国の首脳会議が開催されるのは、2012年5月以来、3年半ぶりです。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
李克強首相は、朴槿恵大統領と「歴史問題」で共同戦線を張り、安倍晋三首相を「無力化、失脚」させる

◆〔特別情報1〕
 安倍晋三首相は11月1日午後、中国の李克強首相とソウルで初めて首脳会談に臨んだ。習近平国家主席と李克強首相は、小沢一郎代表と親密である。習近平国家主席は副主席のとき、小沢一郎代表のはからいで天皇陛下に謁見、李克強首相は、若いとき岩手県水沢市の小沢一郎邸にホームスティしたことがあり、いまでも家族的付き合いを続けている。これに対して、「右翼勢力」に支持されている安倍晋三首相を嫌っている。中国人民が拒否反応を示している「靖国神社公式参拝」を強行するなど戦前回帰の姿勢を示してきたからである。李克強首相は今回、朴槿恵大統領としっかり手を結び、中国の伝統的兵法「三十六計」を応用、安倍晋三首相を「無力化して失脚させる作戦」を進めている。

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目次

第二章 麻生太郎首相との"宿敵対決"

河野洋平から派閥を譲り受け、「為公会」を設立する


 麻生太郎は平成十八(二〇〇六)年十二月、河野洋平から派閥を譲り受け、「為公会」(麻生派)を設立し、会長に就任した。

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『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊 同文書院刊)
『小沢一郎総理大臣』(2007年11月10日)
『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日)
『ロックフェラーに翻弄される日本』(20074年11月20日)
『ブッシュの陰謀~対テロ戦争・知られざるシナリオ』2002年2月5日刊
『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日)
『民主党政変 政界大再編』(2010年5月6日)
『国際金融資本の罠に嵌った日本』(1999年6月25日刊)
『政治家の交渉術』2006年5月刊
『カルロス・ゴーンの言葉』(2006年11月刊)
「孫の二乗の法則~ソフトバンク孫正義の成功哲学」(2007年7月刊)


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