「対米従属」安倍晋三首相は、アーミテージ元国務副長官とラムズフェルド元国防長官に旭日大綬章授与

2015年11月06日 06時10分25秒 | 政治
◆米ブッシュ元大統領が「不朽の自由」と命名し、開戦を命令した「対テロ・アフガニスタン戦争」(2001年10月7日~現在)と「イラク戦争」(2003年3月20日~2011年12月15日=8年8か月3週4日)の初期、小泉純一郎元首相に「Show the FLAG」(旗幟を鮮明にしろ)」「Boots on the ground」(野球場に来るなら観客になるな、投手や捕手をやれとは言わないが試合に出ろ)」と陸海空3自衛隊の参戦を要請したリチャード・アーミテージ元国務副長官(ブッシュ政権第1期、元国際安全保障問題担当国防次官補)とラムズフェルド元国防長官(元連邦下院議員、元米国北大西洋条約機構=NATO常駐代表)が秋の叙勲で旭日大綬章を受章した。受賞理由は「日本・アメリカ合衆国間の関係強化及び友好親善に寄与したこと」である。
 日本国憲法(平和憲法)第9条の「陸海空軍その他の戦力を保持しない」規定の下で「陸海空3自衛隊」しか持てない日本の防衛をカバーする目的で結ばれた「日米安全保障条約」(事実上の日米軍事同盟)に基づき、日本が石油・天然ガスのエネルギー資源を依存している中東で「テロ戦争」を遂行して、日本に貢献したこの2人に旭日大綬章を叙勲したということだ。
 アフガニスタン戦争では、米兵1751人が戦死、1万3447人が戦傷し、イラク戦争では、米兵4807人が戦死、3万2238人が戦傷した。このほか、失踪・捕虜は8人 。
 リチャード・アーミテージ元国務副長官、ラムズフェルド元国防長官は、これらの戦死傷者を代表して受章した。だが、本来的には、日本のためにも戦った戦死傷者にも、勲章を授与してもおかしくはない。
◆リチャード・アーミテージ元国務副長官は1945年4月26日マサチューセッツ州ボストン生まれ。1967年アナポリス海軍兵学校を卒業後(海軍少尉)、ベトナム戦争に志願して従軍した。1973年1月にパリ協定の成立を知り戦いを途中でやめるのは嫌だと停戦を拒み、海軍を除隊して、サイゴン米軍駐在武官本部の民間人顧問としてベトナムに留まり、特殊任務に就く。後に大統領候補になるボブ・ドール上院議員の秘書などを経て、1981年からはロナルド・レーガン政権の国防次官補代理、1983年から1989年までは国防次官補を務めた後、政策コンサルティング会社「アーミテージ・アソシエイツ」の代表。2001年1月20日に発足したジョージ・ブッシュ政権下で2005年1月まで国務副長官を務め、ブッシュ大統領の政策顧問団バルカンズのメンバーの1人となる。元海軍将校として「海洋国家=海軍国家」米国の国防戦略の専門家、共和党穏健派の重鎮として知られたが、ラムズフェルド元国防長官とは相性が悪く、コリン・パウエル国務長官の下で副長官として仕えた。現在は政治コンサルティング会社である「アーミテージ・インターナショナル」代表。
 小沢一郎代表と衆院旧岩手2区のライバルだった椎名素夫、佐々淳行など日本の政治家や官僚らとの繋がりを強め、FSX開発問題では日本側との調整を担当した。だが、日本の核武装には否定的立場を取る。
 2000年10月11日、ハーバード大学のジョセフ・ナイ教授らと超党派で作成した政策提言報告「アーミテージ・ナイ・レポート」(INSS Special Report "The United States and Japan: Advancing Toward a Mature Partnership"、「国防大学国家戦略研究所特別報告 合衆国と日本―成熟したパートナーシップに向かって」)を発表。
 2007年2月には、政策シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)において再度超党派による政策提言報告「第2次アーミテージ・ナイ・レポート」(正式名称:"The U.S.-Japan Alliance: Getting Asia Right through 2020"、「日米同盟 2020年までのアジア外交をいい塩梅に」)を作成・発表。
 2012年8月15日には「第3次アーミテージ・ナイ・レポート」を作成・発表。日本が一流国家であり続けるか、二流国家に甘んじるかの重大な局面を迎えていると指摘し、日米同盟関係における日本の役割拡大を求めた。
 安倍晋三首相が、安全保障法制整備関連法を制定(9月19日)したのは、これらのレポートが示した「対日勧告」を忠実に実現するのが目的だった。故に「対米従属」と日本国民有権者から厳しく批判されている。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
橋下徹代表は、「サプライズ」が失敗すればゲーム・セット、小沢一郎代表は、戦略が功を奏し最後に笑う

◆〔特別情報1〕
 「サプライズ」で世論を引き付けてきた「おおさか維新の会」(11月2日午後、大阪府選挙管理委員会を通じて総務大臣に新党設立の届け出を行い受理=所属衆参両院議員15人)の橋下徹代表(大阪市長)は、大阪府知事選挙(11月5日告示、22日投開票)と大阪市長選挙(11月8日告示、22日投開票)の「ダブル選挙」効果が表れて勝利し、起死回生できるか、「最後のサプライズ」に終わって玉砕、討ち死にするか、運命の分かれ目に立たされている。負ければ、安倍晋三首相、菅義偉官房長官が仕掛けた「野党分断工策」のただの走狗で終わり、勝てば、中央政界を小突き回す台風の目になれる。さて、丁半どっちの賽の目が出てくるか。

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目次

第二章 麻生太郎首相との"宿敵対決"

第一次鳩山内閣が成立する


 不安定な政局が続くなか、吉田の側近だった緒方竹虎が吉田に内閣総辞職を進言。

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『ブッシュの陰謀~対テロ戦争・知られざるシナリオ』2002年2月5日刊
『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日)
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