石破茂防衛相は、即刻辞任を、福田政権は、「政権担当能力」がなく、政権交代すべきである

2008年02月20日 19時33分22秒 | 政治
◆「軍乱るるは、将重からざるなり」という言葉が、「孫子」にある。福田康夫首相、石破茂防衛相は、まさに「将重からざるなり」である。いかにも軽軽しい。
防衛省事務方のトップだった守屋武昌前事務次官の汚職事件、海上自衛隊からの機密漏洩、護衛艦内における大火災の発生、そして今回のイージス護衛艦「あたご」(艦長・船渡健1等海佐)による漁船衝突事件である。しかも、現場から石破防衛相への報告が、事故発生から1時間半もかかり、福田首相に報告されるまでに2時間以上も経ていたとは、驚きである。これが敵国からのミサイル攻撃だったら、一体どういう事態になっていたか。想像するだけでも、恐ろしい。
◆これまでの報道からの情報の範囲内に限るが、どう見ても、「あたご」の責任は、甚だ重い。これが戦前であったら、船渡艦長以下、幹部士官や下士官、兵は、明らかに軍法会議ものである。
◆これだけの不祥事の原因は、一つには、最近の防衛省・自衛隊の「驕り」がある。ハワイでの訓練を終えて、意気揚揚と帰還中の「あたご」の乗組員には、「日本の防衛を担っている」という傲慢さの半面、漁船を軽視する気持ちがあったのではないか。
二つには、ハイテクで装備した最新鋭の護衛艦に頼りきり、目視による「見張り」を怠ったことが考えられる。いかにハイテク技術による「レーダー」が発達したからと言っても、それに全面的に依存していると、今回のような大惨事が起きる。
◆民主党の鳩山由紀夫幹事長は、私見として「石破防衛相は、辞任すべきである」と述べているが、その通りである。緩み切った防衛体制を建て直すには、まず、石破防衛相が辞任し、さらに自民・公明連立与党にもはや「政権担当能力」が失われているとするなら、福田内閣は直ぐに総辞職して、政権交代を図るべきである。
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