一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

397  虫時雨男も泣くを良しとして

2011年10月17日 | 

(むししぐれ/おとこもなくを/よしとして) 

 

男が泣くことは恥ずかしいこと、という風潮は確かにある。「泣き虫」というのも軽蔑的に使われている。

 

しかし、昔の男はよく泣いた、という説もある。「男泣き」というのは、誉め言葉に近い。子供の頃の私は、負けず嫌いだったので、悔しがる「泣き虫」だった。

 

さて、子供の頃の我が家には「赤毛のアン」があったはずだが、女の読むものと思い込み、一度も読まなかった。

ところが最近、BSで「赤毛のアン」の映画をやっていた。どうせつまらないだろうと高をくくっていたが、とんでもない。ユーモアもあり、愛情溢れる実にいい映画だった。年のせいもあるのだろうが、どうも最近「涙もろく」なったようだ。

 

それにしても、最近の映画やドラマは、離婚や不倫、喧嘩や殺人など殺伐とした、不愉快で腹の立つものが多い。そんなものに大金を掛けて制作している連中の気が知れない。

 

 

ツワブキ(石蕗、艶蕗)

コメント (2)
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