一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

401  侏儒のごと初椎茸の湿りよう

2011年10月21日 | 

(しゅじゅのごと/はつしいたけの/しめりよう)

 

 先日、今年の初椎茸を3つばかり採った。雨後で丸々と太り、良い出来だったが、今年はいやなことを思ってしまった。

 

放射能である。確か、椎茸はセシウムをよく吸収する、と聞いたからだ。熱海を通り越して、静岡のお茶にまで放射能汚染が拡散しているというから、嫌になってしまう。

 

私の体などどうでも良いが、人様に差し上げる時は、必ず放射能のことをお話しなければなるまい。

 

芭蕉や子規や虚子、誓子や草田男や山頭火などを呼んで、「こんな状況の現代における俳句」のあるべき姿を語る、大討論会を開催してもらいたい。

 

おっとと、汀女や立子、久女や鷹女、多佳子や真砂女も呼ばないと、怒られる。

 

 

ノハラアザミ(野原薊)

コメント
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