(しゅじゅのごと/はつしいたけの/しめりよう)
先日、今年の初椎茸を3つばかり採った。雨後で丸々と太り、良い出来だったが、今年はいやなことを思ってしまった。
放射能である。確か、椎茸はセシウムをよく吸収する、と聞いたからだ。熱海を通り越して、静岡のお茶にまで放射能汚染が拡散しているというから、嫌になってしまう。
私の体などどうでも良いが、人様に差し上げる時は、必ず放射能のことをお話しなければなるまい。
芭蕉や子規や虚子、誓子や草田男や山頭火などを呼んで、「こんな状況の現代における俳句」のあるべき姿を語る、大討論会を開催してもらいたい。
おっとと、汀女や立子、久女や鷹女、多佳子や真砂女も呼ばないと、怒られる。
ノハラアザミ(野原薊)