一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

396  赤とんぼう姉あたたかき眼差しす

2011年10月16日 | 

(あかとんぼう/ あねあたたかき/ まなざしす) 

 

私には、それぞれ2才違いで姉が3人いる。だからどちらかと言えば、女系家族と言えるかもしれない。4人目に生まれた長男だから、大切に育てられたに違いない。そして、たっぷりと愛されて、甘やかされたに違いない。

 

「違いない」と、表現せざるを得ないのも「愛された」という自覚がないからなのだ。「愛された」のは、普通のこと、当然のこととなってしまって、「有難いこと」と自覚されない。これは、実に怖いことなのである。

 

 更に悪いのは、「愛される」ということが、「束縛」と解釈される時だ。世の中には、愛し方の下手な親が結構いる。

 

「仏の子が鬼、鬼の子が仏」と言われる所以だろう。

 

 

ヤクヨウサルビア(セージ)

コメント
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