(あかとんぼう/ あねあたたかき/ まなざしす)
私には、それぞれ2才違いで姉が3人いる。だからどちらかと言えば、女系家族と言えるかもしれない。4人目に生まれた長男だから、大切に育てられたに違いない。そして、たっぷりと愛されて、甘やかされたに違いない。
「違いない」と、表現せざるを得ないのも「愛された」という自覚がないからなのだ。「愛された」のは、普通のこと、当然のこととなってしまって、「有難いこと」と自覚されない。これは、実に怖いことなのである。
更に悪いのは、「愛される」ということが、「束縛」と解釈される時だ。世の中には、愛し方の下手な親が結構いる。
「仏の子が鬼、鬼の子が仏」と言われる所以だろう。
ヤクヨウサルビア(セージ)