土木のしごと - (有)礒部組現場情報

地域のためにはたらき、ふつうの暮らしを支える人たち。(有)礒部組とその仲間たちのたのしくゆかいな面々。日々是土木。

北の国から~2023初夏(砂子組編)~

2023年06月20日 | 社員研修

 

 

北海道研修最終日は

おつき合いをさせてもらって16年になる砂子組さんの現場へ。

 

 

 

 

 

ところでみなさんは

定置式水平ジブクレーンって知ってますか?

ヨーロッパではポピュラーな施工方法で

コスト・効率・安全性など

さまざまな面でメリットが大きいとされ

ここ数年、注目が集まっていますが

わが国ではまだまだ施工事例が少ないその定置式ジブクレーンを使って工事をしているのが

ここの現場でした。

 

 

 

 

 

せっかくなので

クレーンをバックに記念撮影。

 

 

 

 

いつもとちがうヘルメットをかぶると

真ん中のじっちゃんも

なんだかとてもフレッシュな印象を受けます。

(って他人が言ってくれないので自分で主張しときますね)

 

 

この現場に先立って訪れたのが

おなじく砂子組さん施工の

ほ場整備工事現場。

 

そこでは

さまざまな先進的な取組みをされていたんですが

何よりも衝撃を受けたのが

ICT施工と工程管理を組み合わせた方式。

細かい説明をすると長くなるし

企業秘密もあるでしょうから

かいつまんで概念だけ説明しますね。

 

今やICT重機などを使って施工するのは全国各地でふつうに行われていますが

ほとんどの場合それは

作業時間を短縮するためにだけ使われていて

やれ時間が半分になっただの

やれ生産性が上がったのと

官民ともに大喜びしているのが現状です。

でも考えてみてください。

たとえばAという工程とBという工程があって

それが順列につながっていて

ICT施工をすることによって

ABともに時間を半分に短縮することができたとして

そのバトンタッチが従来どおりだとしたら

実質的に効果は半減しますよね。

また

なんらかの理由でバトンがうまくつながらなくて

A工程とB工程で短縮できた時間をそのまま吸収してしまったら

ICT施工による効果が帳消しになるという

「笑えない笑い話」になってしまいます。

でもそれって

日本全国にゴロゴロ転がっている事例なんじゃないでしょうか?

なぜかっていうと

ほとんどの人がそれぞれのタスクとか工程の時間を短縮することにしか意識がいってないから。

そのスキマを埋めるとかロスを少なくするとかに意識がいってないから。

つまり

工程管理が従来のままだと

ICT施工の効果は半減もしくはなくなってしまう

という結果になるわけです。

そこに着目して成果をあげたのがこの現場。

 

思わずわたし

「いやあ~賢いなあ」

と何度も何度もつぶやいてしまいました。

 

 

 

 

 

ケーくんも

熱心にメモを取ったりスライドを撮影したり。

 

 

 

 

 

ん?

もしかして

スライドを撮ってたんじゃなかったのか?

 

ハイ

じっちゃんはちゃんと

正規のルートでお願いをして

撮影とブログ掲載の許可をいただきましたよ(^_^)

 

さまざまな取り組みを説明してくれたのは

砂子組ICT施工推進室のYさん。

 

 

 

 

 

 

笑顔とネイルがとってもすてきな女性でした。

 

 

さて

それやこれやのすべてを含めて

いろんな方にお世話になった4日間。

砂子組のみなさん

一二三北路のみなさん

そして縁をつながせてもらった多くのみなさん。

どうもありがとうございました!

またどこかでお会いできるその日まで

それぞれが

自分自身の持ち場で

笑顔でたたかえ

えぶりばでぃ!!

でわ \(^o^)/

 

(みやうち)

 

 

 

 

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