侌 イン < くらい >
侌 イン
解字 「今(ふさぐ)+云(立ちのぼる雲気)」の会意。今は「A印(ふた)+一印」で、ふた(A)を、もの(一)にかぶせて、ふさぐこと。侌インは、立ちのぼる雲気をふさいだ形で、雲気が上昇できず、たれこめて暗いこと。陰の原字。単独では使われない。
意味 くらい。
イメージ
雲気がたれこめて「くらい」(侌・陰・蔭)
音の変化 イン:侌・陰・蔭
くらい
陰 イン・かげ・かげる 阝部
解字 「阝(おか)+侌(くらい)」の会意形声。太陽の光が丘にさえぎられて暗くなっているところ。日光が当らない丘の北側が、かげる形だが、広く日かげ・かげの意で用いる。
意味 (1)かげ(陰)。かげる(陰る)。ひかげ(日陰)。物に覆われている所。「山陰サンイン」(①山のかげ。山の北側。②山陰道・山陰地方の略)「陰影インエイ」(かげ。陰も影も、かげの意) (2)人目につかない。ひそかに。「陰謀インボウ」「陰険インケン」(陰で意地悪なさま) (3)くらい。消極的な。⇔陽ヨウ。「陰気インキ」「陰陽インヨウ」 (4)時間。「光陰コウイン」「寸陰スンイン」
蔭 イン・かげ 艸部
解字 「艸(草木)+陰(かげ)」の会意形声。草木におおわれてできたかげ。
意味 かげ(蔭)。(1)こかげ(木陰)。草木におおわれて日光のあたらない所。「緑蔭リョクイン」(=緑陰)「桐蔭トウイン」(桐樹のかげ)「涼蔭リョウイン」(涼しい木蔭) (2)他人の助け。おかげ。「蔭官インカン」(父祖のおかげで得た官)「庇蔭ヒイン」(ひさしのかげ。かばうこと)
<紫色は常用漢字>
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