~ゲッティング・ア・シェアハウスの巻~
【登場人物】
☆私
→ワーキングホリデービザでオーストラリアに一年間の滞在をする。
其の二で述べたように、ホームステイした後はシェアハウスでシェアメイトとシェア生活をすべしなんです。
理由は安いから。
私のケースは人柄同様にレアなケースです。
まず、
〝シェアハウスに入りたいなら大体2週間前には取引を終わらせておく。〟
という常識を知りませんでした。
そりゃそうですよね、突然には住人も出て行けないですしね。
そんなこと知らずに、〝一週間前からで十分だろ〟と高をくくってました。
語学学校の友達ともたいして付き合いがなかったのが出てます。
さて、一週間前からシェアハウスを探し始めました。
かなり焦っていました。
なぜなら、あのホストハウスから一刻も早く出たかったからです。
理由は、プライベートがゼロ・洗濯できない。からです。
街にある、日本人向けのボランティアみたいな無料エージェントを利用して探しました。
利用するのは掲示板だけですが。
その掲示板には、いろいろな条件が書かれたいろいろなタイプのシェアメイト募集の掲示が、年を通してたくさんあるのです。
・オージーの男性が日本人女性を募集するタイプ。
→一般的には、日本人女性はこちらの人達には大ウケです。今はどうか知りませんが。
・単なるホームステイビジネス。
・詐欺がかったどう見ても怪しいシェアメイトウォンテッド(オージーによるものと見られる、いつ行ってもある)。
・喫煙者を拒む募集。
・女性オンリーの募集。
・良心的な募集。
そんなこんなで、日本人男性で喫煙者の自分にあてはまる募集というのはたくさんある中でも少しで、絞り込みやすくて親切でした。
自分にも譲れない条件というのがあるので、さらに絞られていきました。
ちなみに条件は、
・インターネットができる。(自分のPCが使えれば申し分無し)
・プライベートルーム
・$90/週くらい。
これです。
なかなかないのですよ。これがまた。
まあ、大体かすってるやつとかも含めつつメモ帳に網羅しました。
一番最初に行ったところは、
日にちがぴったし・$60と安いという理由で行きました。
丸字であきらかに若い日本人の女の子が書いたものでした。
行ってみたところ、定年を超えた日本人女性にデレデレしたいだけのエロオージー親父が次のかわいい娘を探しているだけでした。
[名言集]
・日本人の男は嫌い。トムというやつだけは良かった。(多分、とも○○みたいな名前の奴が、英語ぽく「トムです。」とか自己紹介したんでしょう。)
・なんて時間に来てんだ、無礼だ。(21:00前後)
・なんで髪が長いんだ。ファック!
・ジェラシーを感じる。(自分がその娘達と話し込んでいたため。ちなみにかなりかわいい娘という感じだった)
ま、絶句しました。
翌々日に『かわいい娘が入るから、君じゃないよ。』という返事を頂きました。
ま、絶句ということで。
次に行ったところは、
オージーの中年がオーナーで、日本人の若い男子学生が一人いる所にいきました。
なんか、ジェームス・ディーンのポスターが通路に飾ってあって、全体的に手の行き届いているお洒落なところでした。
正直、なんか頭も無いくせに格好だけつけてる奴らという印象がありました。
ちなみに、自分はTシャツ+ジーパン+ワークブーツで特に洒落っ気はないのです。
髪の毛もボサボサですし。
そんな自分を見た瞬間のやつらの反応はすぐわかりましたね。
さっと目をそむけて、ダセー。ヒップじゃねえ。みたいな反応でした。
ダメかなと一瞬悟りつつも、あの家から出たい一心でお願いしますとの旨を告げました。
えっと、返事は未だなしです。
この時点で、期限まで2日しかありませんでした。
翌日の予約をとりあえず3件ほど取ってあったので、それにかけました。
一日に行ける件数も3~4件が限界でしょう。そのなかで決まってしまわなければ、また洗濯はできないですし。
自分は当時もうすでに車は持っていたのですが、上記の件数が限界です。
期限の前日、学校から帰って早速出向きました。
まず1件目。
実際に10分くらい遅刻しました。西と東を間違えてしまって。〝近くにいるんですけど、どこですか?〟の電話を入れたのです。
→「あなたともう一人がブッキングしていたのですが、その人に決めました。」
はうっ、そうですか。残念です。
2件目。
前の家からそう遠くはなかったので、すぐ行きますの電話をして向かっていたところ。
電話が鳴りました。
「やっぱり住人が明日には出て行けないらしくて、すいません。」
はっ!?
いきなり!?
5分の間に!?
少し落ち着いてかんがえました。
自分は車を持っていることを伝えていました。
彼らはどんな車が来るのかを期待していたんでしょう。
大体彼らは車を持っていない。
どうせ乗るならイケてる車が良い。
残念ながら自分のはクソおんぼろ。
アパートの窓からみて、『あれはだめだ。』という采配が出たのでしょう。
軽く茫然自失。
まだあと1件ある。
詳しい場所を知らなかったので、住所確認を電話でしたところ。
「○○ですけども、明日からは無理なんです。」
はっ!?
予約した時に明日からでもいいですかと聞いたら、
いいと言った奴等がことごとくドタキャンしやがるんです。
突然の不幸に私は・・・完全に茫然自失。
3分でしたか、5分でしたか。エクトプラズムが穴という穴から出て行くような気分で動けませんでした。
時は夕暮れ。こっちの人達は晩は働きません。街が静まっていきます。
はあ、また洗濯できないのか。
・・・・
その時、自分の中に眠っていたあきらめない心が目を覚ましたのを確認しました。
なんのためにたくさんメモしたんだと。
いつでも入居可。これをキーワードに探しました。
最初はこのキーワードは危険性をはらんでいると思っていました。
・いつでも入居可
・ADSL
・プライベートルーム
この条件が残っていたので、電話をしました。
返事はいつもどおり、女性の声で「いいですよ。今は買い物中なので7時くらいに。」
まだ安心できません。
駅に着いても1時間の待ち時間がありました。
30分待った所で居てもたってもいられずに電話してしまいました。
「今、すでに駅にいますけども、どのくらいかかりますか?」
「じゃ、今から行きます。」
マジで?
来ないんじゃないかと不安にかられながら10分ほど待ったところ、3人のアジア系がこっちに歩いてきました。
よおく見ると、一人見たことがあります。
語学学校でタバコすってた時に隣で吸ってた人です。
『ああ、見たことある!』
語学学校に入ってて良かったと思ったのはこの瞬間でした。
ナイスコミュニティー!
車はぼろいけれども走るという旨をつげると、それなら問題ないよなという軽いOK返事を頂きました。
格好にこだわらない気さくさが優しかったです。
どうやら、私には申し分のない条件にも関わらず、入りたがる人がいなかったようで私は即歓迎されたのでした。
明日から来るという無理のある条件も飲み込めるほどの十分な環境がこのコミュニティにはあります。
香港人留学生が同じアパートに、2人それぞれに部屋を借りているので、住人は隣のリビングに移ってくれるというのです。
そうして翌日、私は目を覚ますと颯爽とホストハウスに別れを告げると、シェアハウスに向かいたどり着くと、晴れて溜まった洗濯物を洗う事が、そしてプライベートを過ごす事・インターネットに接続する事ができたのでした。
シェアハウス生活については凄く長くなるのが必死なので、またの機会に。
車のことについても重要なので、別の章で書くこととします。
【登場人物】
☆私
→ワーキングホリデービザでオーストラリアに一年間の滞在をする。
其の二で述べたように、ホームステイした後はシェアハウスでシェアメイトとシェア生活をすべしなんです。
理由は安いから。
私のケースは人柄同様にレアなケースです。
まず、
〝シェアハウスに入りたいなら大体2週間前には取引を終わらせておく。〟
という常識を知りませんでした。
そりゃそうですよね、突然には住人も出て行けないですしね。
そんなこと知らずに、〝一週間前からで十分だろ〟と高をくくってました。
語学学校の友達ともたいして付き合いがなかったのが出てます。
さて、一週間前からシェアハウスを探し始めました。
かなり焦っていました。
なぜなら、あのホストハウスから一刻も早く出たかったからです。
理由は、プライベートがゼロ・洗濯できない。からです。
街にある、日本人向けのボランティアみたいな無料エージェントを利用して探しました。
利用するのは掲示板だけですが。
その掲示板には、いろいろな条件が書かれたいろいろなタイプのシェアメイト募集の掲示が、年を通してたくさんあるのです。
・オージーの男性が日本人女性を募集するタイプ。
→一般的には、日本人女性はこちらの人達には大ウケです。今はどうか知りませんが。
・単なるホームステイビジネス。
・詐欺がかったどう見ても怪しいシェアメイトウォンテッド(オージーによるものと見られる、いつ行ってもある)。
・喫煙者を拒む募集。
・女性オンリーの募集。
・良心的な募集。
そんなこんなで、日本人男性で喫煙者の自分にあてはまる募集というのはたくさんある中でも少しで、絞り込みやすくて親切でした。
自分にも譲れない条件というのがあるので、さらに絞られていきました。
ちなみに条件は、
・インターネットができる。(自分のPCが使えれば申し分無し)
・プライベートルーム
・$90/週くらい。
これです。
なかなかないのですよ。これがまた。
まあ、大体かすってるやつとかも含めつつメモ帳に網羅しました。
一番最初に行ったところは、
日にちがぴったし・$60と安いという理由で行きました。
丸字であきらかに若い日本人の女の子が書いたものでした。
行ってみたところ、定年を超えた日本人女性にデレデレしたいだけのエロオージー親父が次のかわいい娘を探しているだけでした。
[名言集]
・日本人の男は嫌い。トムというやつだけは良かった。(多分、とも○○みたいな名前の奴が、英語ぽく「トムです。」とか自己紹介したんでしょう。)
・なんて時間に来てんだ、無礼だ。(21:00前後)
・なんで髪が長いんだ。ファック!
・ジェラシーを感じる。(自分がその娘達と話し込んでいたため。ちなみにかなりかわいい娘という感じだった)
ま、絶句しました。
翌々日に『かわいい娘が入るから、君じゃないよ。』という返事を頂きました。
ま、絶句ということで。
次に行ったところは、
オージーの中年がオーナーで、日本人の若い男子学生が一人いる所にいきました。
なんか、ジェームス・ディーンのポスターが通路に飾ってあって、全体的に手の行き届いているお洒落なところでした。
正直、なんか頭も無いくせに格好だけつけてる奴らという印象がありました。
ちなみに、自分はTシャツ+ジーパン+ワークブーツで特に洒落っ気はないのです。
髪の毛もボサボサですし。
そんな自分を見た瞬間のやつらの反応はすぐわかりましたね。
さっと目をそむけて、ダセー。ヒップじゃねえ。みたいな反応でした。
ダメかなと一瞬悟りつつも、あの家から出たい一心でお願いしますとの旨を告げました。
えっと、返事は未だなしです。
この時点で、期限まで2日しかありませんでした。
翌日の予約をとりあえず3件ほど取ってあったので、それにかけました。
一日に行ける件数も3~4件が限界でしょう。そのなかで決まってしまわなければ、また洗濯はできないですし。
自分は当時もうすでに車は持っていたのですが、上記の件数が限界です。
期限の前日、学校から帰って早速出向きました。
まず1件目。
実際に10分くらい遅刻しました。西と東を間違えてしまって。〝近くにいるんですけど、どこですか?〟の電話を入れたのです。
→「あなたともう一人がブッキングしていたのですが、その人に決めました。」
はうっ、そうですか。残念です。
2件目。
前の家からそう遠くはなかったので、すぐ行きますの電話をして向かっていたところ。
電話が鳴りました。
「やっぱり住人が明日には出て行けないらしくて、すいません。」
はっ!?
いきなり!?
5分の間に!?
少し落ち着いてかんがえました。
自分は車を持っていることを伝えていました。
彼らはどんな車が来るのかを期待していたんでしょう。
大体彼らは車を持っていない。
どうせ乗るならイケてる車が良い。
残念ながら自分のはクソおんぼろ。
アパートの窓からみて、『あれはだめだ。』という采配が出たのでしょう。
軽く茫然自失。
まだあと1件ある。
詳しい場所を知らなかったので、住所確認を電話でしたところ。
「○○ですけども、明日からは無理なんです。」
はっ!?
予約した時に明日からでもいいですかと聞いたら、
いいと言った奴等がことごとくドタキャンしやがるんです。
突然の不幸に私は・・・完全に茫然自失。
3分でしたか、5分でしたか。エクトプラズムが穴という穴から出て行くような気分で動けませんでした。
時は夕暮れ。こっちの人達は晩は働きません。街が静まっていきます。
はあ、また洗濯できないのか。
・・・・
その時、自分の中に眠っていたあきらめない心が目を覚ましたのを確認しました。
なんのためにたくさんメモしたんだと。
いつでも入居可。これをキーワードに探しました。
最初はこのキーワードは危険性をはらんでいると思っていました。
・いつでも入居可
・ADSL
・プライベートルーム
この条件が残っていたので、電話をしました。
返事はいつもどおり、女性の声で「いいですよ。今は買い物中なので7時くらいに。」
まだ安心できません。
駅に着いても1時間の待ち時間がありました。
30分待った所で居てもたってもいられずに電話してしまいました。
「今、すでに駅にいますけども、どのくらいかかりますか?」
「じゃ、今から行きます。」
マジで?
来ないんじゃないかと不安にかられながら10分ほど待ったところ、3人のアジア系がこっちに歩いてきました。
よおく見ると、一人見たことがあります。
語学学校でタバコすってた時に隣で吸ってた人です。
『ああ、見たことある!』
語学学校に入ってて良かったと思ったのはこの瞬間でした。
ナイスコミュニティー!
車はぼろいけれども走るという旨をつげると、それなら問題ないよなという軽いOK返事を頂きました。
格好にこだわらない気さくさが優しかったです。
どうやら、私には申し分のない条件にも関わらず、入りたがる人がいなかったようで私は即歓迎されたのでした。
明日から来るという無理のある条件も飲み込めるほどの十分な環境がこのコミュニティにはあります。
香港人留学生が同じアパートに、2人それぞれに部屋を借りているので、住人は隣のリビングに移ってくれるというのです。
そうして翌日、私は目を覚ますと颯爽とホストハウスに別れを告げると、シェアハウスに向かいたどり着くと、晴れて溜まった洗濯物を洗う事が、そしてプライベートを過ごす事・インターネットに接続する事ができたのでした。
シェアハウス生活については凄く長くなるのが必死なので、またの機会に。
車のことについても重要なので、別の章で書くこととします。
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