80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

富山地鉄クハ173の製作(3)

2022-12-20 02:29:44 | 私鉄電車
クハ173の顔づくりが思いのほかうまくいってしまったので追番付の表題を設定することにしました。笑
2年前の初回を0回として、先日のリベンジスタートから数えると3回目ぐらいかなーと。


上下2分割にした湘南顔の窓を抜き、鼻筋の裏側に補強を入れます。



下半分と同じ後退角になるように天井板を接着。ヘッドライトケースの位置に溝を掘ってありますが、ヘッドライト中心の正式な高さは不明なので、あくまで実車写真から「このへんじゃな~い?」的なユルユルの判断によります。



コーナーは削り出しでRを付けるので、補強として車体側にノリシロ用の厚紙を貼り付けておきます(赤丸)。ちなみに下半分はこれを付け忘れたため、コーナーの裏側にボンドを山盛り盛り付けました。



窓部分を合体。うまくいった!ヘッドライトケースはKSのNo.984(キハ40、58等用)としましたが少し太すぎるかも知れません。普通のシールドビーム(113系等用)でいいのかな?今少し検討します。



クーラーは似ているエンドウの「私鉄用分散型」を採用。当初は非冷房時代の姿で作ろうとしていたのですが、アルペン特急が非冷房じゃカッコワルイか・・・と思い直して晩年スタイルでいくことにしました。真横から撮影された写真がほとんどなく位置決めに苦労しましたが、遠目に撮影されたほぼ真横の走行写真が検索で見つかったので助かりました。撮影された方にはひたすら感謝です。



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週末工作

2022-12-19 03:54:29 | 私鉄電車
PLUMの209系と富山地鉄クハ173の進捗です。

209系はドアと窓のフチを塗り分けるためのマスキングを開始。6両分のRのある窓やドアをマスキングするのは大変なので、IORI工房さんの専用マスキングシートを購入しました。ハッキリ言ってこれ神です。モールドのフチにぴったりフィットして捗る捗る♪



ところが、たまたま貼り直しのために剥がしたシートの裏を見たらシルバー塗料がうっすら・・・。塗装から1週間ぐらい寝かせているので乾燥は問題ないと思われ、マスキングシートの糊が強いわけでもないため、シルバー塗料の特性として仕方がないのでしょうか。。



塗装面は光線の具合によって目立たない場合もありますが、このようにかざすと明らかに表面が持っていかれてるのが分かります。作業したのはまだ1両目だけなので、これはこのまま進めることにして、その他は先にクリアコートを吹いてからマスキングするようにしたいと思います。




富山地鉄のクハ173は車体が箱になりました。こちら非貫通のシュールな連結面ショット。



一方の運転室側は現物合わせで“湘南顔”を作っていくので、まずは仕切りを入れて断面を固定しておきます。



車内の補強は3×3ヒノキ材を使ったオーソドックスなもの。



車体裾のRを削り出しで表現するため、補強材の下側にt0.5の紙を1枚貼り足して3枚構成にしてあります。



前面はこのように上下2分割で作成。全体的に現物合わせですが、窓の寸法は実車の真正面写真から求めたタテヨコ比に合うように決めてあり、なるべく実車のイメージを損なわないようにしました。



いわゆる“湘南顔”の仲間ですが、窓の傾斜が緩いためオリジナルの80系電車とは印象が違います。しかし鼻筋を境とした後退角はそれなりに大きくついていて、何となく「平板な顔」というイメージが誤解であったと気づかされました。ただあくまで形式図からの採寸+写真からの印象で決めたものなので実際にどうだったかは闇の中です。



寸法がいま一つ分からないという話ではもう1点、この車の車体断面が“上すぼまり型になっているのではないか疑惑”というのがあって、この車の先代に当たるモハ14770形では、車体下部の幅が2700mmなのに対し、屋根カーブ手前の車体上部は2660mmと記載された図面があるのです。いわゆる張殻構造の設計なのでしょうか。実車写真を見ても何となくそう見えるため、確証はないですが、この模型では上部を0.5mm狭くした「上すぼみ型」で作ってあります。



ということで、アルゼンチン対フランスの白熱した試合を観ていたら(アルゼンチンVおめっとさん)筆が進まずこんな時間になってしまいました。さぁ今週もがんば・・・れ・・・なぃ...(小声)
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富山地鉄ふたたび

2022-12-17 02:41:31 | 私鉄電車
諸事情で大々的に塗装ができないので209系はじめ塗装モノがストップ中です。
こんどの日曜が狙い目なので土曜はマスキングに勤しむことになりそう。。

仕方ないのでデスクトップでできる紙工作をやっていました。

いくつかあるのですが、単発で年内完成(!)をもくろんでいるのがこちらの富山地鉄クハ173であります。



2年前にこんな記事をアップしていました。
エンドウの14760形の増結用にクハ173を作ろうかな・・・というものでしたが、ご多聞にもれず沙汰止みに。

クハ170形というのは実車でも増結用のクハで、171~174は元々、日車ロマンスカー一族のモハ10020形の中間に挟まっていたサハを抜いてクハに改造したものです。14760形には同型の車体を持つクハ175という新造車もいるのですが、クハ173やクハ174を増結したデコボコ編成もあったようなので、それを再現しようとチョイスしたもの。

当時はネットでみつけた不鮮明な形式図をもとに模型図面を起こしたのですが、最近、古い鉄道ファン誌に改造前の種車であるサハ220形の形式図があるのを見つけたので、改めて図面を描き直して型紙を作り直しました。上が2年前の型紙で下が今回作成した型紙です。どこが違うの??と思われるかもしれませんが、、、実はほとんど一緒ですww。何か所かにズレがあったもののその差は0.5~1mm程度でした。とはいえ正式な図面を見てしまった以上、そのまま放置するのはキモチワルイので作り直すことにしました。



下地処理してドアと内貼を貼ったところ。改造設置した運転室後部にある「窓から顔や手を・・・出せるもんなら出してみろ!」と言わんばかりの細長い窓が特徴です。客室内にスペースはあるのですが、乗務員ドアが引戸で戸袋が必要なためこんなことになってしまったようです。



そしてもうひとつの特徴が非貫通の連結面です。確かに非貫通型の車両に増結するため貫通路は要らないっちゃあイラナイわけで、むしろ安全面を考えたら確かにこうなりますが、まー何度見ても違和感しかありません(笑)。前面より先にこちらから追い込んでいきたいと思います。


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PLUMで作る南武線209系(3)

2022-12-09 20:29:45 | 中央東線周辺
T車5両分の台車が組み上がりました。メタル軸受の埋込み深さを一定にするためにスペーサーを入れたものの、やはり個体差が出て、結局用意したカツミ規格2両分と日光規格3両分のすべてのφ10.5車輪を使い切りました。1台車で両者が混在することはありませんが、外れた時の復旧をしやすくするためにカツミ車輪を使った台車にはボルスターの裏側に識別シールを貼ってあります。



動力車にはIMONギヤ(品番PU196;WB=26mm、φ10.5波打車輪付、13:2)を使います。台車は日光製のDT61を準備していたのですが、なんと軸受の穴径が小さく(添付説明書にパワトラ限定との説明あり)合わないため、緊急避難的にまた“アノ手”を使ってしまいました。



禁断の“なんちゃってプレーン軸”改造です。たまたまカツミのピボット軸受のDT61のストックがあったので、軸受をφ1.6mmドリルでグリグリさらってプレーン軸化しました。



毎度申し上げるように賢明な皆さんはマネしないでください。笑 あくまでエンドウ又はカツミのプレーン軸のDT61が手に入るまでの緊急避難的対応です。。



これで動力車を除いて下回りはほぼ完成。



塗装に移ります。ボディ、床板、屋根板などを中性洗剤でよく洗い流水ですすいで乾燥させます。この後、床板はジャーマングレー(クレオスNo.40)、屋根板は呉海軍工廠グレイ(タミヤTS-66)を吹きました。



ボディの塗料を決めかねていたのですが、結局、シンプルにクレオスのシルバー(No.8)を吹きました。午後遅くから作業したらあっという間に日没。でも湿度が低く微風のコンディションだったので仕上がりはまずまずです。今後はドア周囲に暗めのステンレスシルバー、窓フチに明るめのシルバーを吹いて仕上げる予定です。



帯は別パーツをはめ込むようになっていてこのボリューム。もう何度「京浜東北線でいっか」と思ったことか・・・。笑 サードパーティーからインレタも出ているようですが、やはり塗装の安定感に勝るものはないので根性で塗装しようと思います。ちなみに南武線のカラーは黄色をベースとしつつ窓下の帯はさらにオレンジと茶色の3色塗となっています。黄色は「黄1号」、オレンジは「黄かん色2号」だそうですが、手持ちスプレーとの関係で「黄5号」「黄かん色(又は朱色1号)」「ぶどう色2号」となる見込み。



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PLUMで作る南武線209系(2)

2022-12-05 01:31:45 | 中央東線周辺
一気に塗装をしようと意気込んだものの、なんだかんだで時間がなくなり微速度前進にとどまりました。

上回りはキットのままほとんどいじるところが無いのですが、1か所だけ修正が必要な箇所があります。この編成は正面向かって右側にある路線名表示器を設置していないため赤丸をつけた窓を埋めます。



埋め込み素材はお馴染みのランナーパーツのタグ部分を使います。黒なのでプラ板よりも透け防止になると期待。



ぴったり入るように整形し、流し込み接着剤で固定。



パテとサーフェーサーでツライチになるように研磨します。



セミグロスブラックを吹いて仕上げます。何層にもなる複雑な前面パーツを仮組みして様子をみます。見た目ではうまく消えてくれましたが、方向幕を点灯させたときに光漏れがないかは早めにチェックしておきたいと思います。



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