80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

セカンドゴールへ向けてさらなるご支援を~キハ183系保存プロジェクト~

2018-01-21 13:29:20 | 北海道方面
以前ご紹介したクラウドファンディングによるキハ183系の保存プロジェクト(代表者:矢野友宏氏(北海道鉄道観光資源研究会))の支援総額は、本日現在で475万5千円となっており、目標額610万円に対する達成率は77%となっています。

期限は3月末までですが、同プロジェクトでは目標金額に達した場合のセカンドゴールとして、もう1両のキハ183系を保存し2両態勢とすることを悲願としているとのこと。この場合の目標支援総額は1,100万円です。当ブログもこれを応援するため再度告知させていただく次第です。




キハ183系保存へ向けたクラウドファンディングの概要(詳しくはリンク先をご参照ください)
【実行者】
 矢野友宏(北海道鉄道観光資源研究会
【実施日】
 2018年1月1日~3月30日(88日間)
【目標金額】
 610万円
【実施内容】
 2019年春OPEN予定「道の駅あびら(仮称)」に、蒸気機関車D51 320号機とスラントノーズ型のキハ183を並べて保存する。その際、塗色をかつての国鉄特急色に変更する。
 (第2目標金額:1100万円を達成した場合、安平町鉄道資料館(旧追分機関区)にさらにもう1両保存する。)


◆「クラウドファンディング」とは何かについてお知りになりたい方はこちらのページをご参照ください。



興味のある方、支援希望の方はぜひ上記サイトを訪ねてみてください。


isao



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湯たんぽガエルの謎・解明編(仮)

2018-01-21 11:50:47 | 私鉄電車
前回の投稿で、東急5200系の前面腰板のコルゲートが平行か否か、という問いかけをしたところ、いつもお世話になっているSatokawaさんのブログになんと実車の参考写真をアップしていただきました。J-TRECが東急車両だった時代に仕事がらみで視察された時のものだそうです。この車両、隣に展示保存されている東急7000系とともに、『日本初のステンレス鋼製車両群』として日本機械学会より「機械遺産No.51」に認定されているんですね。貴重な写真をありがとうございます。

この写真を見ていてあることに気付きました。以下、“湯たんぽガエルの謎”・解明編(仮)です。(仮)って何だよって話ですが(笑)、あくまで推測の域を出ないので、実車至上主義の管理人としては実際にスケールを当ててこの目で確かめるまでは納得できないのです!


さて、ブログには多数の写真をアップしていただきましたが、こちらの写真をじっくり見てみましょう。「急行」表示板が曲がってません?カメラの角度の関係なのか、さもなくばフックにちゃんと掛っていないのか。。

(Satokawaさんの「裏サロマニア」“東急車両製造の東急5200系”より)



お仲間の渋谷の青ガエルで検証してみましょう。点線で囲ったサボ掛けのフックは行先サボとともに地面に平行ですね。といっても画角の関係で地面に平行線は引きにくいので、代わりに連結器胴受のステーを目印に線を引いてみました。まあサボの見やすさを考えたら斜めに取り付ける理由はないわけです。結果として湘南顔のフロントガラス下端とは平行ではありません。




なんとか5200系を正面から見られないものか・・・。探したら意外と身近なところにいい写真がありました。Wikipediaの『上田交通7200系電車』のページに掲載されているこの写真。望遠でほぼ真正面から撮っていて目線も見上げた感じではなく、なにより解像度が高いので“これは使える!”




画像処理ソフトでサボ掛けフック周辺を台形補正というか自在変形してみた結果がこちら。下端は地面に平行、上端はサボ掛けフックが地面と平行になるように変形しています。いかがでしょう?コルゲートに合わせて下、中央、上の3箇所に赤線を入れましたが、なんと上へ行くほどリブが斜めになっていってるじゃありませんか!いやーまいったなこれ。。




ということで結論。「湯たんぽのシマシマは平行じゃなかった!(仮)」

あとは時間がたって気持ちが “ゼッタイ解明してやるぅ!” < “ま、いっか♪” になるのを待つだけ。
見切り発車しましょう。


断面作って展開寸法求めて・・・




ワードで型紙作って出力!




今回はよそ様のブログまで影響が及んでるので、これで作らなかったら完全にシバかれる~(>_<)



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カエルを身体検査してみる

2018-01-19 19:34:53 | 私鉄電車
久しぶりの更新です。1月も後半に突入ですね。
某運転会の春の部の開催が早々と決まり、また新たな課題車両の製作に着手しそうです。あぁ阪急、京阪、小田急どこへゆく・・・。

まだ完全決定ではないのですが、こんな車両はどうかと考えてみました。東急5200系。青ガエル5000系一族にして、こんにちのステンレス全盛時代の先駆けとなったセミステンレス構造をもつ貴重な車両です。引退後は一部が上田交通(現上田電鉄)に譲渡され第二の人生を送りました。金沢八景にある㈱総合車両製作所(J-TREC)本社・横浜事業所に上田電鉄から里帰りしたデハ5201が1両、7000系デハ7052とともに静態保存されています。



さて、鉄道ピクトリアルに掲載された形式図を見ていて、というかパッと見で気づいたのが「屋根こんなペタンコじゃないよね」とか「前面窓ってこんな真四角で地面に平行かい?」でした。まあ形式図が実車を忠実に反映していないのは日常茶飯事なので実車を確認することにします。といってもJ-TRECのは非公開なので、身近にある青ガエル、そう、TVで渋谷のスクランブル交差点が写ると必ず写り込んでくるデハ5001のカットボディで、主に顔のつくりを見てくることにしました。


これが渋谷ハチ公前広場に鎮座するデハ5001のカットボディ。平日の昼間なので、休日ほどではないにしろ待ち合わせの人多し。しばらく待って人が立ち退いた瞬間に撮影しました。検証のテーマは「青ガエルは本当に湘南顔なのか」です。さすがにメジャー振り回して計測する勇気はないので写真で検証します。



「湘南顔」には3種類あります。(と自分勝手に定義してます。)ひとつは元祖湘南顔の国鉄80系と同じ顔で、鼻先がツンと持ち上がった4平面で構成されたもの。2つ目は鼻先が持ち上がらず窓が地面と平行なもの。西武701系などが代表選手です。それ以外は「非貫通・二枚窓」ならナンデモアリの雑多なものたち。いわば“湘南顔ファミリー”ですね。上の写真を見ると、元祖80系クハ86ほどではないにしろ、青ガエルさんも鼻先が少し上を向いた正統派湘南顔といって良さそうです。


試しに横からのぞいてみます。フロントガラスの下端は中央へ向けて上がっていますね。形式図のように左右の窓が地面に平行な西武顔でないことは明らかです。




まあ、ここまでの話は実車を見ずとも写真でだいたいわかるのですが、これを5200系に置き換えるとにわかに疑問が噴き出してきたんですね。5200系には初期のステンレス電車の象徴ともいえるコルゲートが施されています。正面の写真を見てみましょう。人が被っていますが、車体下端から窓下までリブはすべて平行に並んでいます。仮に鼻先が上を向いているとしたら、こうもきれいな平行線にはならないはず。世界不思議発見♪

(「マイナビニュース」より)



着工する前から重箱の隅をつつきまくって手が出せなくなりました。これはイカンということで、とりあえずモックアップを作ってみることにしました。サイズは組み立てやすいように原寸より大きめです。まずは「湘南顔」から。湘南顔のパーツは意外とシンプルです。腰板は少し中央が高い山型にカット。そして窓部は完全な長方形です。「湘南顔はタレ目じゃない」と言われるゆえんです。




これを組み立てるとこうなります。シンプルですよね。




次にこれを5200系の顔にします。5200系は青ガエルと違い「くの字」型の前面をしています。これを表現するには左右の腰板を平行四辺形にカットします。ただし上下を完全に平行にしてしまうと腰板も窓と同じだけ傾斜がついてしまうので、下辺は上辺より傾斜がやや緩くなるようにカットします。パーツの四隅に少し大げさに角度のイメージを書き込んであります。




組み立てるとこうなります。まさに5200系顔。赤線でコルゲートを描き込んであります。




この赤線、展開図の状態だと左右は平行ではありません。




でも組み立てたものを正面から見ると地面と平行。(少し傾いてるのはご勘弁)おもしろいですね。でも、ここでおもしろがっていてはダメ。窓下をみてみましょう。窓とコルゲートは平行じゃありませんね。そりゃそうだ、腰板は完全な平行四辺形じゃないですから・・・。




結局、モックアップを作っても謎は深まるばかり。でも正面の写真を拡大してみるとあることがわかってきました。コルゲートと窓は、実は実車も平行ではないのではないか・・・。モックアップほど「くの字」の傾斜がきつくないので、見掛け上、平行に見えてしまうらしい。本当のところは実車を計測してみないと何とも言えませんが、1/80にしたら左右の差は0.5mmにも満たないも知れません。ふむ、これはもう強行突破でいくしか!




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阪急2000系2連の追っかけ製作(7)

2018-01-10 00:00:36 | 私鉄電車
新年も明けてはや10日目に突入目前。速いです。。
それに引き換えこちらはあまり進んでおりませんが、簡単に状況をご報告しておきます。

モニター屋根は両端部をパテ盛りして整形し、全体にサーフェーサーを吹いてから、両側の通風口(の仕切り)部分を中心に研磨を行いました。接着から時間が経っても元気に反っています。(笑)




セメダインスーパーXクリアで屋根に貼り付けます。実際は乾燥まで輪ゴムでグルグル巻きにしました。写真は乾燥後にそれらをはずしたところ。4連のときはモニターと屋根の接着面からハミ出た接着剤をそのままにしたため見苦しくなってしまったので、今回は丁寧に拭き取りました。また、モニター下面を屋根のRよりもやや小さめに仕上げ、接合面になるべく隙間が開かないように注意しました。




0.4×0.5真鍮帯板を使い、ステップや配管受けなどの「足」を植えていきます。辛い作業再び・・・。




ひたすら植えます。なんとかペースが上がってきたと思ったら真鍮帯板のストックが切れました。テンションが下がらないうちに追加を買って来ないといけませんな。。




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クラウドファンディングでキハ183系国鉄色「特急おおぞら」を未来へ

2018-01-04 23:06:06 | 北海道方面
新年早々、北海道在住の友人からメールが届きました。この3月に引退が予定されているキハ183系特急形気動車を保存するため、クラウドファンディングを立ち上げたとのこと。より多くの協力を募りたいとのことだったので本ブログでもご紹介する次第です。


(Readyfor.jp『北海道・鉄道史の誇り。往年の「特急おおぞら」を国鉄色で未来へ』プロジェクトページより)



キハ183系は北海道向けに設計された「スラントノーズ」スタイルの角ばったフォルムをもつ特急形気動車。運用エリアが限られるため全国区の表舞台に立つことはありませんでしたが、道内の特急網のレベルアップに貢献した功績は大きいといえるでしょう。

下記内容およびリンク先のページをお読みになり、1人でも多くの方が協力していただけることを期待します。


キハ183系保存へ向けたクラウドファンディングの概要
【実行者】
 矢野友宏(北海道鉄道観光資源研究会
【実施日】
 2018年1月1日~3月30日(88日間)
【目標金額】
 610万円
【実施内容】
 2019年春OPEN予定「道の駅あびら(仮称)」に、蒸気機関車D51 320号機とスラントノーズ型のキハ183を並べて保存する。その際、塗色をかつての国鉄特急色に変更する。
 (第2目標金額:1100万円を達成した場合、安平町鉄道資料館(旧追分機関区)にさらにもう1両保存する。)


 なお、1月4日(木)22時現在の支援状況は、支援総額165万5千円(27%)、支援者数107人となっています。


◆プロジェクトの詳細(こちらのページをご参照ください)


◆「クラウドファンディング」とは何かについてお知りになりたい方はこちらのページをご参照ください。



お知らせは以上です。皆さんよろしくお願いいたします!


(『北斗』で運用中のキハ183系初期車 2014.3.20 伊達紋別駅にて)



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