80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

新幹線0系電車の製作25(上屋根をプリンタ出力)

2011-07-20 03:43:15 | 新幹線
おはようございます。

台風が接近していますね。
東京・多摩地区は、今は雨は上がっているようですが、生暖かい風が吹いています。進路に当たる地域の皆さん、十分に注意していきましょう。


引き続き0系の上屋根の製作状況です。
PC上での製図が出来上がったのでプリントしてみました。

まずは紙を用意。車体に使ったものより薄いt0.4くらいのアイボリーケント紙で、名前のとおり、かなり黄色味が強い色をしています。



黒木メイサのプリンタ(役所広司でもいいんですが・・・)で出力します。車体で使ったのよりは薄い紙なので、トレイ給紙でいけるかと思ったらダメで、また本体裏側のフタを開けて手差し給紙しました。



はい一丁上がり!
作図するまでは大変ですが、あっという間に出てくる快感はやみつきになります。



精度はどうでしょうか。
車体のときは誤差が大きく、原図段階でほんの少し拡大してからプリントしたのですが、今回は紙も違うので何となくそのまま行けそうな気がして、特に拡大・縮小はしませんでした。
結果は、みごと合格!

これは車体長281.5mmの27形を測ってみたところです。



そしてこちらは展開幅のチェックで、設計通り41mmとなっています。



ただし、この展開幅というのが曲者で、以前にモックアップで検討したときは40mmで少し足りないくらいでした。なので今回は余裕をみて41mmにしたのですが、やはり不安なので再度チェックしてみることにしました。
余分に打ち出した型紙から部分的に切り出し、本番と同じようにRをつけてやります。



写真ではピッタリ合っているように見えますが、案の定、わずかな浮き上がりが認められたので、本番ではケガキ線の僅かに内側を切るようにして、40.5mm幅で作っていきたいと思います。



側板との合わせ目にできる「雨樋」の溝も、だいたいもくろみ通りの感じでできそうです。



実はここまでの作業はまだ序の口。
換気ルーバーのスジ彫りや空調カバーのボルト表現など、面倒な作業が目白押しなのです。
猛暑がぶり返す前に、なんとかやっつけてしまいたいのですが・・・



よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新幹線0系電車の製作24(再開は上屋根から)

2011-07-18 15:24:59 | 新幹線
こんにちは。

なでしこJAPAN、やりましたね!
やっぱり何事も諦めてはいけないという教訓。。

ということで0系製作に戻ります。(別に諦めてた訳じゃないけど・・・)


その前にご報告を。弊ブログの累計アクセス数が10万IPを超えました。
開設から2年弱。この間にご訪問、コメント頂いた皆様ありがとうございます。
これからも手づくり鉄道模型の楽しさを共有していければと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。


ということで、0系再開の一歩目は上屋根の製作から。
いろいろ写真や図面を調べたり保存車を見たりして、一応参考にはしているのですが、結局のところ手っ取り早い方法として、造形村モデルの寸法や表現方法を参考に、なるべくこれに似せて作ることにしました。



PCで作図しているところです。車体用の紙より薄い紙を使うので、手前から給紙するタイプのプリンタでも通るのでは、との甘い期待を胸に・・・
換気ルーバーと空調フタの位置がちゃんと窓と揃うよう、側面図をコピーしてきて、その上に作図しています。作図が終わったら側面図は削除します。



空調フタは、造形村製品では外周のボルトがしっかり表現されているので、手近にあった紙にコンパスの針で押し出してみたところ、そこそこの雰囲気になりました。4001の時はあっさり省略してしまったボルトですが、今回はしっかり表現していきます。
一方、手掛け?用の穴は細長く、とても丸刀などではあけられそうにないため、専用治具を作るかどうかも含めてもう少し考えてみます。




よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キレンジャーほぼ完成

2011-07-17 09:46:23 | 新幹線
こんにちは。

連日の猛暑&熱帯夜でいささかバテ気味のワタシ。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?


さて、フロントガラスの内側の派手な吹き込み。
「諦めるのはまだ早い」「拭けば何とかなる」等々、皆様から貴重なコメントをいただいたのでトライしてみました。

高性能な溶剤などありませんので、まずは試しに「Mr.うすめ液」を綿棒につけて拭いてみたところ・・・落ちる落ちる(^^)



ただ、やっかいなことに、窓の下には前面のRを出すための「梁」があって、綿棒がまっすぐ届かないので、こんなふうに曲げて拭きました。



両端のコーナーはポリスチレンなので少し曇りが出てしまいましたが、真ん中の塩ビのところはカンペキ。思ったより早く、きれいに拭き取ることができました。諦めないでよかった~



ところが反対側は、仕切板がぎりぎりまで迫っていて綿棒が入りません・・・



もともとは車体断面整えるためのもので、車体の組み立てが済んだ今となってはあまり意味をもたないので、ハサミとカッターで下部を切り取ってしまいました。



そしてフキフキした結果、こちらも無事きれいになりました。。



続いて少しお化粧をします。まずは側窓や乗務員ドア窓がHゴム支持らしいのでグレーを入れ、塩ビを貼ります。



前面窓には幅0.5mmくらいに切ったアルミテープで縦桟を表現。



黄色かった胴受けとその周りの床板は艶消し黒を筆塗り。汚物タンクは本体をグレーに塗った上で、ガンダムマーカーを使って支持梁だけ黒にしました。



ライト類のレンズなどが未装着ですが、一応完成モードになりました。2-4位側のビューです。



表示窓に「A-001」と入れてあります。



そしてこちらは1-3位側のビュー。発電用エンジンのラジエータが目立たないのでスミ入れしてやる必要があります。この写真にはちょっとした「おふざけ」があるのですが、わかりますか?(^^;




よろしければ1クリックお願いします!
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キレンジャーが黄色くなっちゃった~

2011-07-13 01:18:25 | 新幹線
こんばんは。

キレンジャーこと4001号軌道試験車。
黄色いのは当たり前だろうって?
いやー、いろいろありまして・・・(^^;


まずは塗装へ向けて前面ガラスの枠に色をつけるための下準備から。
幅0.5mm(程度)に切ったプリンタ用シール紙をまずコーナーから貼ります。
このまま旧型国電のドアヘッダーに流用できそうなカタチ。。



続いて直線部分も貼って・・・



んー、思ったほどイケてない感じ・・・
窓の上下幅が少し狭くなりすぎだし、直線もヘロヘロぎみ。



シール紙やめ!
下地処理すれば塩ビでも塗料が乗るかも知れないので、窓枠表現の工程は飛ばすことにして、とりあえず塗り残す部分にマスキングテープを貼っておく。。



以前、タキ1000の手すり(軟質プラ)を塗るのにメタルプライマーを下地処理に使ったことを思い出し、どうなるかわからないけど、窓の周囲にチョイチョイと塗ってみました。



そして塗装。
今回は「クリームと黄色の中間」というお題なので市販のスプレー缶が使えません。長電のストロークリームやキハ55準急色あたりが流用できるかなとも思ったのですが、もっと黄色に近いような気がするので、おとなしく調色することにしました。



一応、当工場にも、シングルアクションの廉価版ですが、こんなエアブラシがあります。なかなか使いこなせないので、1、2回使っただけで仕舞い込んでおいたものですが、今さら筆塗りでもあるまいしと、意を決して使ってみることにしました。



調色といっても黄色と白を混ぜるだけ・・・とあなどったのがいけませんでした。
黄色のビンに白を混ぜていったら、いつまでたっても薄くならなーい!(~_~)
どうも、白に黄色を足していくのが正解のようです。
ついに根負けして、これでいっか、と妥協した結果がこの色。
クリームっぽさとは程遠く、十分「黄色」ですなぁ・・・orz
どこかで見た色だと思ったら、名古屋市営地下鉄のウィンザー・イエローに近い。



まあ、実車はもうこの世にいないので、これでよしとしましょう。

で、塗りあがったクルマがこちら。(速いって)
ちょっと厚塗りになった部分はあるものの、珍しく自分的には良い仕上がり♪
ちなみに帯はGMの青20号を吹いています。



ダウトかもしれない(笑)屋根も、塗装するとグンと引き立ちますね。
こちらはタミヤのアルミシルバーを使い、好みでキラキラめに仕上げています。



テールライトの真上に塗り分け線がくるのには閉口しましたが、これもなんとか一発でOK。マスキングをしたことがある方なら、この苦労おわかりかと・・・
カプラー胴受が黄色いのはご愛嬌。これから黒くします。



・・・と、一見大成功したかに見えたのですが、フロントガラスのマスキングを剥がしたとたん、ガーン!

裏側からの吹き込みです。。



あれだけ窓のフチがどうの、マスキングがどうのとウンチクを並べたあげく、「塗装前に窓ガラスつけちゃうの?」と心配するぐりれさんには「まあ見てなさい」的なコメントを返した結果がこのザマでございます。
表面はしっかりマスキングしたのに、裏側のことはすっかり忘れ、開けっ放しでシューシュー吹いてたというお粗末・・・orz


窓セルを貼る前にいろいろ試行錯誤した痕跡として、こんなふうに窓のフチが荒れてしまっている部分もあるので、もう一度下地を整えてからやり直したいと思います。どう"やり直す"かは決まってないんだけど。



しかし、塗ってみると「奇車・怪車」と言われたこのクルマの特徴が一気に出てくるような気がしますね。まったく誰が設計したんだか。



しかし、一見異端に思えるこのクルマにも、実は同期の1000形試作電車と共通するデザインが随所に見られるのです。そのひとつが屋根構造であることは製作記の中で書きましたが、この連続3枚窓(コーナーを入れると5枚)も、考えようによっては1000形試作電車の運転台デザインと相通ずるものがあります。
1000形は4両つくられた先頭車のうちの3両(1001、1002、1003)の運転台に、量産車と異なる連続カーブガラス(5枚)が採用されていました。任された任務は違えども、200km/hオーバーの未知の世界を切り拓くパイオニアとして、同じDNAを持って生まれてきたように思えます。


それはそれとして。。
せっかくいいセンいってたのになー
いったん0系製作に戻ってクールダウンしますか(^^)



よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4001の製作(意外に使える食品パック)

2011-07-11 10:33:25 | 新幹線
こんにちは~
連日暑くて寝不足気味ぃ(どよーん)
工作の方も低調・・・

ですが、
何とか刻みながらでも進んでいきたいと思っとります。

前面窓の接着は、接着剤を「ボンドGPクリヤー」に変更して、再びチャレンジしました。昔ながらの「ゴム系」接着剤の透明版ですね。。

そしてそして、コーナーのパノラミックなガラスに食品パックを使ってみたところ、これがうまい具合にフィットしました♪

カーブが合いそうな部分にターゲットを絞り、幅3mm、高さ8mmに切り出します。
左が窓Rにあわせてコーナーをカットしたもの。
思いっきり細かくて目がしょぼしょぼです。



窓の内側に「GPクリヤー」を塗って窓ガラスをはめ込みます。
ところがこのジーピー、「速乾」と謳ってるだけあって渇きが速い!!
紙の上に垂らして、そこからすくって使おうとしたら、サーッと表面に膜ができてしまうので閉口しました・・・

なので、大切な窓ガラスをピーンと飛ばしたら一大事。こうやって、ピンセットではなくマスキングテープの切れ端にくっつけて移動しました。



お、いい感じヨ。
なお平面窓の部分は先に貼ってあります。(写真撮り忘れ)



左右とも貼り込めば、まずは第一関門クリア。
このあとは、窓の外周にシール紙で枠を貼り、車体との間にすき間があればパテで埋め、ガラス面をマスキングして塗装、と進みます。
とっても非効率とは思うのですが、窓枠印刷済みのガラスをパチッ、みたいな精度の高い工作はできませんので(^^;



ところで、今回のパノラミックウィンドウ部分に使った食品パック。素材を確認したら「プラ PS」となっていました。ポリスチレン製ですね。
これは我々がよく使うプラ板と同じ素材で、カット面や割れた面に現れる白濁の感じが、どこかで見たことあるなーと思っていたら、透明プラ板と同じ素材だったというわけです。

今までは片っ端から捨てていましたが、デザインもさまざまなものがあって平面性もよいものが多いので、取っておけばどんな流線型の車両でも作れるかも知れませんね。
大トロみたいに本当に使える部分はひと握りですが・・・


よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする