80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

レイアウト(ブロック5&6)

2009-11-26 02:03:15 | レイアウト
ブロック5と6は向こう正面に位置するブロックで、壁寄りを外側本線が直線勾配で登り、手前側の空きスペースの大部分は5線のヤードとなります。位置関係はこちらをご参照ください。
内側本線はこのヤードを大トラス橋で一気にオーバークロスする予定ですが、まだ台枠上にその痕跡はありません。

ブロック5の全景です。長さは反対側のブロック10とともに1,130mmあります。本線の路盤はまだ未施工です。
ヤード部分は高速運転しないので、台枠にt0.6mmの厚紙を貼った簡易路盤でお茶を濁してあります。赤錆表現のつもりで茶色のスプレーで塗装しましたが、少々鮮やか過ぎました。


ブロック6の全景です。本線の路盤が施工済みですがレールはまだ敷設していません。路盤の支持部材は両端と中間が木、その他は梱包用発泡スチロールの厚さ8mmくらいのものです。
ヤードは上と同じく0.6mmの厚紙に茶色で着色した簡易路盤で、線路の中心線が描き込んであります。


これらのブロックの背後は壁なので、安曇野から見る北アルプスのパノラマ写真を貼りたいと思いネットで写真素材を探しているのですが、今のところ気に入ったものがありません。場合によっては来春の常念坊(常念岳に現れる坊さんの雪形)の時季を狙ってオリジナル写真を撮りに行くっていうのもいいかな。。
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レイアウト(ブロック4)

2009-11-25 03:23:05 | レイアウト
ブロック4の製作状況です。位置的には左上のコーナーです。

全景はこのとおり、引き続き2つの本線と出入庫線が並走する形となっています。
出入庫線は内・外回り本線の間を潜ってゆき、写真右上部分で内回り本線をアンダークロスします。この部分はクリアランスの関係から下路式ガーダー橋を予定していますが、次のブロック5にまたがるため、台枠連結後に線路付きの橋げたを上から差し込むような構造を考えています。
グリーンの道床に何やら幾何学的な線が入っていますが、切り出しの際に試行錯誤した痕跡で特に意味はありませんので悪しからず(^^;
シーナリー的には右下から左上にかけて緩やかな斜面と棚田で構成し、その中に萱葺き民家が点在するような純日本的な風景を描いています。ただ、ブロック端では上述の立体交差が発生しますので、地形的に不自然とならないような工夫が必要でしょう。



ブロック5側からみたところです。出入庫線はここでちょうど台枠面まで降りています。スペースがぎりぎりのため両側を行く本線とはコンクリート擁壁で仕切らざるをえません。農村風景とはちょっとギャップが出るかも。。


ヤードの有効長を確保するため、一番根もとのポイントは微妙な位置で泣く泣く2分割しました。台枠どうしの結合には相当な精度が必要です(泣)


上層の路盤は重量軽減のため4mm厚ベニヤを使用し、支持材は台枠両端を除きスタイロフォームから切り出しました。これはホームセンターの半端モノコーナー(資材をカットした時に出る端材)で格安に手に入れたもので、発泡スチロール並の軽さでありながら適度な硬さもあるのでレイアウトづくりに向いています。
一方、梱包用の発泡スチロールはそれ自体が商品でないためか材質もそれなりで、カッターでどんなに慎重に切ってもポロポロと崩れてしまうようなものが多いようです。
(内側本線用:片側法面に合わせて斜めにカット)

(外側本線用:完全に地面の下に隠れてしまうため単純な凹形)

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マニ50の製作・その3

2009-11-23 03:26:53 | 九州・山陽方面
「かいもん」用マニ50が少しだけ進みました。

床下器具は当初、手持ちのパーツから似たものを選んでサクッと作るつもりでしたが、意外と使えそうなのがなかったため、気分転換を兼ねて週末に北千住のフジモデルまで遠征しセットを購入してきました。
自社のブラスキット向けのため、ホワイトメタル製パーツとともに床下器具取付版が同梱されています。しかし残念ながら木製床のMyマニでは使わないため、少々お高い買い物となりました。


少しでも元を取ろうと、取付け位置のケガキ用治具として使ってみました。あっという間位置が決まって便利、便利!
でもこうやって使うもんじゃあないですよねー(^^;;


φ2mmの穴を開け、多用途接着剤でパーツを取り付けたところです。
メタルプライマーを塗っておきます。


水タンクは真鍮パイプの胴体をホワイトメタルのパーツで挟む3ピース構成になっています。


ボディは側板と屋根板の継ぎ目を中心に追加の目止めを行い、アイボリー紙から切り出した雨樋を貼って下地仕上げが完了です。休み中に塗装できるといいのですが。


余談ですが、「かいもん」でマニ50とセットとなるスユ16用の床下器具も一緒に買ってきました。こちらは塗装済み完成品でさらにお値段が張るのですが、バラ品がなかったのでこれにしました。
おもしろいことにKATOのNゲージ用のケースに入っています。まるであつらえたようにぴったりなのが愉快です。これでスユも作らざるを得なくなりました。


思えば、このブログでネタにした製作記のかなりを荷物車が占めています。取り立てて好きというわけでもないのですが、窓が少なくて作りやすいという点が横着モデラーの琴線に触れるからかも知れません。
ちなみに、急行「越前」用マニ37(KATOオハ35改)に中央東線の必須アイテムクモニ83&クモユニ82(プロフィールの顔写真がそれ)などなど、荷物車・郵便車ネタはまだまだ尽きませんよー。
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台枠の構造

2009-11-21 13:33:08 | レイアウト
台枠の精度に関するご質問のコメントがありましたので、台枠の基本的な構造と製作方法などについてご紹介させていただきます。

台枠本体は15×30mmのラワン材(一部に杉を使用)を「ロ」の字型に組んだ上に、厚さ9mmのベニヤ合板を木工用ボンドと3.1×20mm平木ネジを併用して貼っています。必要に応じて斜めに補強材を入れています。

ベニヤは1820×910mmの定尺ものをホームセンターで求め、寸法図を示してカットを依頼しました。ワンカット50円なのでなるべくカット回数が少ない方がよいわけですが、このへんは店員さんも慣れたものでうまく切ってくれました。
ラワン材は長さ1820mmのものから自宅で必要な寸法に切り出しました。

ホームセンターの木材は安くて品数が豊富なのが魅力ですが、反りや歪みが大きいものが結構紛れ込んでいるので注意が必要です。特にラワン材は在庫品すべてが捻れていたこともあり、組立てに苦労しました。
下の写真は隣接する台枠との接合面をヤスリで仕上げているところです。


台枠どうしの結合はφ6mmの蝶ボルトによっています。
台枠高さを合わせるには結合した状態で一気に穴を開ければよいのですが、台枠高さが30mmしかなく電動ドリル本体が当たって平行な穴が開けられないため、仕方なく個別に位置をケガいて開けましたが微妙にズレてしまいます。
発想の転換で、正確な位置に開けるのではなく、ドリルをグリグリやって少し遊びのある穴を開け、位置を決めたら一気にボルトで締め上げるということにしました。


この写真は2層めを取り付ける前に撮影したブロック1の様子です。左側のブロック2とともに大きな穴が開いていますが、これは点検用ピット兼軽量化のために開けたものです。
また緩和曲線の微妙なカーブが2つの台枠にまたがっているのがお分かりいただけるかと思います。設計上どうしてもこのような区間が多くなるため、ここでは台枠を結合した状態でレールを敷き、後から糸鋸で切断するという方法を試してみましたが、糸鋸の弓が台枠に当たって切りにくいのでこの後はやめました。


さて、部屋を普通に生活できるようにするにはレイアウト全体を持ち上げる必要がありますが、わが家は賃貸なので壁に釘を打つことが出来ません。このため壁に沿って支柱を立て、それらを梁で結んだ上にレイアウトを乗せることにしました。
支柱は30×40×1800mmの赤松材でこれもホームセンターでまとめ買いしたものです。梁は「NEXT」というブランドの30mm角アングルで、本来は展示棚などを組み立てるものです。
台枠の幅が広いもので900mm、狭いものでも500mmはあるので、外周だけでなく内側からも支えてやる必要があります。コーナー部では写真のように斜めに梁を渡しているほか、部屋をシェアするために置いてある本棚でも支えるようにしました。駅部分の台枠はほとんど本棚の上に乗っかっています。
文章だけではわかりにくいと思い、梁や支柱の位置関係を図にまとめてみましたのでご覧下さい


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レイアウト(ブロック3)

2009-11-20 23:58:20 | レイアウト
No2と4の2つのコーナーブロックに挟まれるNo3は、本線2組と出入庫線の5線が並ぶ単純な中間ブロックです。全体の中での位置はこちらをご参照下さい。
しかし中央部こそ直線ですが両端は微妙に緩和曲線がついているため、隣接ブロックと仮連結した状態でレール中心線を描き、ずれないように注意しながら路盤とレールの敷設を行いました。


上の写真の右手、ブロック4側の端面を拡大したものです。本線に挟まれた出入庫線は既にかなり高度を下げていることがおわかり頂けるかと思います。
台枠の重量増に恐れをなし、並行するもう1組の本線と併せ、この区間以降の嵩上げ区間の路盤はt4mmのベニヤ板を使っています(台枠基盤はt9mm)。
また、嵩上げのための支柱は、カチッと位置決めしたいブロックの両端(ここに写っている2本)は百均で求めた30×15×90mmの積み木状の角材を使い、中間部は軽量化のため発泡スチロールを使っています。


発泡スチロールから切り出した嵩上げ部材を台枠に貼り付けているところです。
この発泡スチロールは不要な梱包材の再利用なので長さや厚さがバラバラで、手前側のように2組の本線を一体で切り出したものもあれば、奥側のように個別になったものもあります。のり面を施工すれば隠れてしまう部分なので結構アバウトな工作をやっています。
ただし、出入庫線が収まる凹形の溝や内側本線の載る位置などは設計に忠実に切り出しているので、台枠そのものに線路中心線など目印となる書き込みはしていません。


なお、このブロックは線路敷以外のスペースがほとんどなくストラクチャー類は置けないため、のり面の植栽程度の仕上げになるものと思われます。
コメント (2)
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