こんばんは。台風去って今日は暑かったですね。なかなか本格的な秋が訪れません。
モハ3100形の動力車の下回りを作り始めました。床板は、台車からMPギヤ、ウェイトまで剥ぎ取られてダルマさん状態だったエンドウの「電動車ユニットB」を活用。すなわち床板とモーターだけですが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/b4/17e13cf4a03a15565b94086e3e4eb744.jpg)
この床板のボギーセンター間は実測で173.5mmですが、モハ3100は170mmにしなくてはなりません。その差3.5mmでは両方の穴を均等に開け直すと元の穴とかぶってしまい、余分なすき間を埋めなくてはなりません。しかし図面をみると、この車のセンターピン位置は前後とも同じではなく、連結面側が2,800mmなのに対し運転室側は2,950mmと150mm長くなっています。床板のセンターピン位置を測ってみると連結面側とピタリ一致していたので、こちらを基準に合わせ、運転室寄りのセンターピン穴を開け直すことにしました。また、床板の幅も33mmから32mmに詰めてあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/66/fc494f6805d08ffaad77fdef9f3264f7.jpg)
この電車は通常は2連でしか運転しないので片台車駆動にしました。MPギヤのホイールベース変換工事をもう1組分やるのが面倒というのが本音ですが、結果、センターピン位置をずらした方の台車は非駆動となり、ユニバーサルジョイントを縮めたり、はたまたモーター軸を短軸化したり・・・といった手間も省けました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/24/83c380adb532f7548063cd5b102c8647.jpg)
車体とのマッチングもOK。写真は撮っていませんが試験走行結果も良好で、ピボット軸受をドリルでさらっただけの“なんちゃってプレーン軸改造”も今のところは問題なさそうです。(耐久性は追い追い結果が出るでしょう・・・笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/fd/8055edb6ea4673a5b425d24378f58b44.jpg)
さて、すでに没してしまった車両の模型化に困難はつきものですが、この3100形も非常に目につく部分で未解明なことがあります。それは窓サッシです。この車の窓は二段サッシですが上段は固定で下段のみ開け閉めできます。バス窓の進化した形ですね。この上段窓のサッシが実はスチールで上半色に塗られていたのではないかという疑念が拭えないのです。カラー写真を見ればわかりそうなものですが、順光で綺麗に撮られたものが意外に少なく、また、対象のサッシ部分は非常に細いため色飛びしたり、デジタル画像の宿命で影の部分の色が混ざり込んだりしてよくわからないのです。
この写真は私が昭和50年前後に撮影したもので、残念ながらモノクロですが、下段のアルミサッシに光沢がみられるのに対し、上段の中桟部分にはそのような光沢はみられず、上半色と同じ色に塗られているように見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/eb/6c9c402e2bd8413772d4187d9319bfe1.jpg)
これはネットに上がっている写真のうち光線状態が良く、サイズも大きい写真の一部を切り取ってコントラストを強めに加工してみたものですが、これでもアルミサッシとは違うように見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/01/a6281622384e9c1e0d6ba3b0a30ea8a2.jpg)
そしてこちらは長野県内に保存(放置?)されているモハ3101-3102編成です。すでにグレーや水色に塗り替えられていて実車の面影はありませんが、この写真からわかるのは、上段のサッシは塗られているのに下段のアルミサッシは塗られておらず地肌のままということです。塗り替えたのは業者か素人かわかりませんが、「元々塗ってあるところは塗り、塗っていないところは塗らない」というのが作業工程的には自然に思えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/c9/1dcbd57b1d131b187f9bd56870ac1a95.jpg)
ちなみに鉄コレのモハ3100形は上段も含めてアルミサッシです。富士急より2年遅れて登場したウリふたつの秩父鉄道デハ300形も写真を見る限り総アルミサッシです。なので、単に光線の具合で「塗りサッシ」に見えるだけなのかも知れませんが、もしなにかご存じの方がいらっしゃれば情報をお寄せください。
最後に色つながりで余談をひとつ。マッハ模型の調色塗料のリストをみると、少し前までは上半色は「オーシャングリーン」、そして下半色は「サラソダブルー」と書いてありました。「サラソダ」って発音しにくいし何だよ?と長年不思議に思っていたところ、鉄道ピクトリアルの記事にこう書いてありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/41/50fc455cc6d4873c125075ddd865f8ae.jpg)
鉄ピクが誤植でないとは言い切れませんが(笑)、まあ「サランダ」の方が発音的にもあり得そうです。では「サランダ」って何ナンダ?
ネットで「サランダ」を検索するとアルバニア最南端の都市と出て来ます。イタリアの“かかと”で蹴られそうな位置にあります。緩い弧を描く湾の先にはイオニア海の青い海が広がっていて、その色はまさに富士急下半色!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/96/2a4f7f18976ea88a5006a27904e9de04.jpg)
(Wikipediaより)
なんでしょうか??
しかしそれなら「マイアミ・ブルー」でも「アタミ・ブルー」でもいいような気が・・・
敢えて色名にするくらいだからよほど鮮明で衝撃的な色をした場所、モノ、景色などかあるはずです。
サランダについてもう少し調べていくと「サランダ ブルー・アイ」という連語にたどりつきます。これはサランダから山奥へ入った秘境にある泉だそうで、「Blue eye spring」と呼ばれているそうです。この写真がそうですが、まさに「碧い目」にも通ずる美しい神秘の泉ですね。これが「サランダブルー」の正体なのでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/70/c6561e1facc2a48dc4ae26a8571f89cf.jpg)
(wondertrip<http://wondertrip.jp/africa/21021.html>より)
正解は今のところわかっていません。
それよりもサランダの街を旅してみたくなりました♪
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モハ3100形の動力車の下回りを作り始めました。床板は、台車からMPギヤ、ウェイトまで剥ぎ取られてダルマさん状態だったエンドウの「電動車ユニットB」を活用。すなわち床板とモーターだけですが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/b4/17e13cf4a03a15565b94086e3e4eb744.jpg)
この床板のボギーセンター間は実測で173.5mmですが、モハ3100は170mmにしなくてはなりません。その差3.5mmでは両方の穴を均等に開け直すと元の穴とかぶってしまい、余分なすき間を埋めなくてはなりません。しかし図面をみると、この車のセンターピン位置は前後とも同じではなく、連結面側が2,800mmなのに対し運転室側は2,950mmと150mm長くなっています。床板のセンターピン位置を測ってみると連結面側とピタリ一致していたので、こちらを基準に合わせ、運転室寄りのセンターピン穴を開け直すことにしました。また、床板の幅も33mmから32mmに詰めてあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/66/fc494f6805d08ffaad77fdef9f3264f7.jpg)
この電車は通常は2連でしか運転しないので片台車駆動にしました。MPギヤのホイールベース変換工事をもう1組分やるのが面倒というのが本音ですが、結果、センターピン位置をずらした方の台車は非駆動となり、ユニバーサルジョイントを縮めたり、はたまたモーター軸を短軸化したり・・・といった手間も省けました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/24/83c380adb532f7548063cd5b102c8647.jpg)
車体とのマッチングもOK。写真は撮っていませんが試験走行結果も良好で、ピボット軸受をドリルでさらっただけの“なんちゃってプレーン軸改造”も今のところは問題なさそうです。(耐久性は追い追い結果が出るでしょう・・・笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/fd/8055edb6ea4673a5b425d24378f58b44.jpg)
さて、すでに没してしまった車両の模型化に困難はつきものですが、この3100形も非常に目につく部分で未解明なことがあります。それは窓サッシです。この車の窓は二段サッシですが上段は固定で下段のみ開け閉めできます。バス窓の進化した形ですね。この上段窓のサッシが実はスチールで上半色に塗られていたのではないかという疑念が拭えないのです。カラー写真を見ればわかりそうなものですが、順光で綺麗に撮られたものが意外に少なく、また、対象のサッシ部分は非常に細いため色飛びしたり、デジタル画像の宿命で影の部分の色が混ざり込んだりしてよくわからないのです。
この写真は私が昭和50年前後に撮影したもので、残念ながらモノクロですが、下段のアルミサッシに光沢がみられるのに対し、上段の中桟部分にはそのような光沢はみられず、上半色と同じ色に塗られているように見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/eb/6c9c402e2bd8413772d4187d9319bfe1.jpg)
これはネットに上がっている写真のうち光線状態が良く、サイズも大きい写真の一部を切り取ってコントラストを強めに加工してみたものですが、これでもアルミサッシとは違うように見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/01/a6281622384e9c1e0d6ba3b0a30ea8a2.jpg)
そしてこちらは長野県内に保存(放置?)されているモハ3101-3102編成です。すでにグレーや水色に塗り替えられていて実車の面影はありませんが、この写真からわかるのは、上段のサッシは塗られているのに下段のアルミサッシは塗られておらず地肌のままということです。塗り替えたのは業者か素人かわかりませんが、「元々塗ってあるところは塗り、塗っていないところは塗らない」というのが作業工程的には自然に思えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/c9/1dcbd57b1d131b187f9bd56870ac1a95.jpg)
ちなみに鉄コレのモハ3100形は上段も含めてアルミサッシです。富士急より2年遅れて登場したウリふたつの秩父鉄道デハ300形も写真を見る限り総アルミサッシです。なので、単に光線の具合で「塗りサッシ」に見えるだけなのかも知れませんが、もしなにかご存じの方がいらっしゃれば情報をお寄せください。
最後に色つながりで余談をひとつ。マッハ模型の調色塗料のリストをみると、少し前までは上半色は「オーシャングリーン」、そして下半色は「サラソダブルー」と書いてありました。「サラソダ」って発音しにくいし何だよ?と長年不思議に思っていたところ、鉄道ピクトリアルの記事にこう書いてありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/41/50fc455cc6d4873c125075ddd865f8ae.jpg)
鉄ピクが誤植でないとは言い切れませんが(笑)、まあ「サランダ」の方が発音的にもあり得そうです。では「サランダ」って何ナンダ?
ネットで「サランダ」を検索するとアルバニア最南端の都市と出て来ます。イタリアの“かかと”で蹴られそうな位置にあります。緩い弧を描く湾の先にはイオニア海の青い海が広がっていて、その色はまさに富士急下半色!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/96/2a4f7f18976ea88a5006a27904e9de04.jpg)
(Wikipediaより)
なんでしょうか??
しかしそれなら「マイアミ・ブルー」でも「アタミ・ブルー」でもいいような気が・・・
敢えて色名にするくらいだからよほど鮮明で衝撃的な色をした場所、モノ、景色などかあるはずです。
サランダについてもう少し調べていくと「サランダ ブルー・アイ」という連語にたどりつきます。これはサランダから山奥へ入った秘境にある泉だそうで、「Blue eye spring」と呼ばれているそうです。この写真がそうですが、まさに「碧い目」にも通ずる美しい神秘の泉ですね。これが「サランダブルー」の正体なのでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/70/c6561e1facc2a48dc4ae26a8571f89cf.jpg)
(wondertrip<http://wondertrip.jp/africa/21021.html>より)
正解は今のところわかっていません。
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