80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

房総海水浴列車の製作(キハ16、18の下回り組み立て)

2016-08-19 10:42:07 | 房総方面
こんにちは。キハ16、18の下回りの組み立てに入りました。動力車となるキハ16は、先日秋葉原で入手したモーターを搭載して走行テストを行いました。


キハ16のパワーラインは基本的には先に製作したキハ17と同じで、ミッドシップモーター+MPギヤの1台車駆動です。前回はアガチス板から床板を切り出し、モーターやドライブシャフトなどの空間をくり抜いたのですが、今回はモハ110ペーパーキットに入っていた穴アキ床板を利用し、くり抜きの手間を半減しました。最近作る車はすべてMP動力にしているので、穴アキ床板が大量に余っているのです。。




ドライブシャフトの逃げスペースとモーターの落とし込みスペースをくり抜きます。もう少し小さめでも良かったかも知れません。これだとエンジン架装フレームを吊るための横梁を新たに作らないとダメかな・・・。モーターはMCR3B00の代わりに購入したマブチFK-130SHで、MCRより長いですが天地寸法は大幅に低くなるため、おそらく窓から目立ちにくいのではないかと思います。幅はそこそこあるので、日光の床下機器を使う場合は残念ながら半床下架装はできません。




MPギヤは手持ちのWB=26mmのシャフトを切って24.5mmに変換。切り粉が入らないようマスキングテープで養生してカットしました。手前に転がっているのが連結用の真鍮パイプ(φ2.4-2.0)です。




前回はMPボルスターへ換装するため台車側のストッパー(前後方向の回転止め用突起)を削ってしまいましたが、高さ、幅ともに合うボルスターが見つかったのでそれを使いました。もうひと手間かけて軸受メタルを打ち込みたいところですが、暑くてその気が起きないのでパス(笑)。




真鍮パイプでドライブシャフトをつなぎ、WB=24.5mmになるように少しずつ叩きながら調整。




台車枠、ボルスターと合わせれば動力台車が完成。ボルスターは前回同様やや山型になるように曲げ直し、真鍮パイプの肉厚分だけセンターピンネジとのクリアランスを広げてあります。




横から見たところ。モーターの床下への出っ張りが少ないため、前回はすべてカットしてしまったラジエーターの風洞パーツもそのまま活かせるかも知れません。




まったく未知のモーターのため、一応、走行テストをすることにしました。モーターはとりあえずマスキングテープで仮固定してあります。




音は静かでスローも効き、MCR3B00と比べてもそん色ない走りでした。スピードは心もち遅めかなという印象で、パワーについてはトレーラーを牽かせたり勾配運転をしてみないとわかりませんが、1両で走るぶんにはまったく問題なさそうです。ちなみに載せているのはウェイト代わりのカッター替刃(^^;




とりあえず及第点のFK-130SHですが、取付穴の位置がここじゃあブラケットも作りにくいなぁ・・・。いっそのこと結束バンドで巻いちゃう!?(笑)




一方のキハ18。こちらはトレーラー仕様なので台車、ボルスター、床下機器をオーソドックスに組み付けました。芯皿と床板の間にはt1.2mmプラ板を挟んで嵩上げしてあります。





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