80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

いちばたでんしゃ

2009-12-03 03:39:14 | その他
先日、所用で松江・出雲方面へ行った折、一畑電車にも乗ってきました。

前に乗ったのは古豪たちが闊歩していた30年も前のことで、今では車両も駅も大きく変わっています。

京王5100系を輿入れた2100系(2101F)です。塗色はともかく外見は現役時代そのままで、花形特急時代の面影をよく残しています。一方車内は特に乗務員室の仕切り壁がワンマン化改造で大きく変わってしまい、印象的だった換気スリット付きの扉は撤去されていました。


元南海の傑作・ズームカー21000系改造の3000系です。「ラムサール条約」にちなんで宍道湖に棲む動物たちのラッピングが施されています。ラムサール条約とは湿地の保存に関する条約で、島根県では宍道湖と中海が登録されているとのことです。
南海時代のズームカーには乗ったことがなかったので、例え老後の姿であれ、ここで出会うことができたのはとても嬉しく思いました。
ヒューンという心地よいカルダンドライブの唸りと、ゆれ枕付き台車の優しい乗り心地は、昨今の無機質なVVVF電車にはない温もりを感じさせてくれます。


車内のひとコマです。一畑電車は自転車の積み込みがOKです。が、今日お年寄りと一緒に乗ってきたのはなんとセニアカーです。オーナーは愛車の自慢話に夢中。自転車は持ち込み料300円がかかりますがこれは無料だそうです。人馬一体いや人車一体ということなのでしょうか?
ちなみに左側の窓際に積まれている発泡スチロール箱の中身は朝どり野菜ではなく「血液」です。一地方ローカル私鉄はさり気なく人の命も運んでいました。驚きです。


出雲大社前駅はレトロ・モダンな駅舎で国の有形文化財に登録されています。


大きなドーム屋根にはステンドグラス調の色つきガラスが使われています。


今は使われていない出札窓口にはこんな凝った装飾が施されています。


これは一畑電車とは関係ありません。松江市内のとある小料理屋のメニューです。地デジにからめて「2011年に終了します!!」ってのが泣かせます。


このほかにも宮崎県産芋焼酎・霧島「そのまんま飲むか、飲んでそのまんまになるか!!」、へるんサラダ「ボクが生きてる時にあったらなア 小泉八雲 談」などなど、怪しいサブキャッチがてんこ盛り。
でも一番ウケたのは「飲む前・食べる前 胃薬あります(無料です)」かなぁ(笑)

最後にきれいな写真を1枚。旧日本銀行松江支店を改装した観光施設「カラコロ工房」のライトアップされた夜景です。川面に映る姿がとてもきれいです。



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