80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

591系高速試験電車の製作(15)(車体のディティーリング)

2019-04-14 19:15:11 | 東北方面
過日のお座敷試運転で足回りは問題ない事が確認できたので、引き続き車体のディティーリングを進めていきます。

低運転台のMc1の運転室後方には車内換気用と思われるゴツいルーバーが設置されています。
作りやすくするためルーバー本体と枠を分けて作ることとし、ルーバーはピッチ0.5mmの波板から切り出して縦にスジをつけておきます。



板厚も0.5mmですが、そのまま貼るとさすがに出っ張りすぎるためボディの表層を剥いで埋め込む形にします。深さは目分量で恐らく0.15mmくらいですが、もう少し深くてよかったかも知れません。



穴に埋め込み、ペーパーから切り出した枠を貼って出来あがり。ん~やっぱりゴツ過ぎ。。? ちなみに運転台窓の周囲もシール紙で縁取りしましたが、こちらは実感的にできました。



続いて屋根上を作っていきます。この車両は交直両用電車ですが、485系などと違って屋上機器と呼べるものはほとんど付いていません。まずパンタ台とランボード、そして高圧配管の碍子台をそれぞれプラ板で作って接着します。写真は中間車M2で、実車は振り子作動時の変位を補正する空気移動式パンタとなっていますが、写真だけでは機構がよくわからないのでノーマルに搭載することにしました。



前の写真の奥に見えますが、M2の非パンタ側にはパンタグラフ断路器(だと思う・・・)が載っています。適当なパーツがないのでプラ板を貼り重ねて整形し、このような台座を作りました。この上に碍子が3本載ります。



足をつけて車端部に接着し、申し訳程度にパイピングを施しました。実車写真ではわからないのでモアの模型写真を参考にそれらしく引きまわしています。恐らく太い方が母線で細い方が駆動用の空気管と思われます。



隣のMc3にもパンタが載りますのでパンタ台、ランボードなどをプラ板から切り出して接着。手前のランボードの端に開いている穴は既製品の交流避雷器を差し込む穴です。



パンタグラフは手持ちのPS22Bを流用。フレームと一体成型されている「足」は細いのでカットしてしまい、張り出し部分にあるダミーの取付穴をφ1.2mmに拡大し、ここにパンタビスを通して固定することにします。幸い割れることはありませんでしたが、ほとんど首の皮1枚でつながった状態なので強度が保てるかどうか・・・。




ということで形的にはなんとかそれらしく出来あがったのですが、2つのパンタからの高圧母線を断路器のどの碍子にインプットし、ブレード(スイッチの役目をする端子)をどう渡したらよいのかわからずに悩んでいます。
「三角形(=碍子)のどれか1辺にマッチ棒(=ブレード)を1本置いて、①2パンタ集電(直流区間)、②Mc3の普通パンタ集電(交流区間)、③M2の空気移動式パンタ集電(同前)の3つのモードを切り替えよ」という問題。こーれは難題ですわww。。
ひょっとしてマッチ棒2本なら解けるのかな??


(頭の体操クイズ by高橋晋平)


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