80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

模型ショーへ行ってきました

2023-10-15 03:27:46 | 中央東線方面
大田区産業プラザで開催されている「第48回日本鉄道模型ショー」を除いてきました。昨年は会場が分散していましたが、今年は1Fの大展示ホールに全ブースが集結していて好きなだけグルグル観て回ることができました。行った時間も午後2時をまわっていたので大きな混雑もなく、現地で遭遇した友人・知人と模型談義をしながら、気が付けば2時間近くの滞在となりました。



いつもはトラムウェイやアクラスあたりのB級品ボディを戦利品と称して連れて帰るのですが今回は違いました。モデルワークスさんのペーパーキット「クモニ13」です。モハ33・34形を改造した002~016で旅客車時代の窓配置が残るタイプです。1両モノなのでスクラッチしてもたかが知れてはいるのですが、最近は1両でも窓抜きが億劫になるというヘタレ状態なので渡りに船。お値段も会場割引価格だったので満足度MAXとなりました。



このクモニ13の思い出はこの「新聞電車」に尽きます。「荷物電車」の表示を出していますが積荷は首都圏各方面への夕刊を主に運んでいたとか。これは中野~高円寺間の中央緩行線を西へ向けて下ってゆく姿で恐らく1975年前後の撮影と思われます。後方には1973年に建ったばかりの真新しい中野サンプラザが三角形の独特の姿を見せています。

(クモニ13番号不明、1975年頃中野~高円寺間にて撮影)


昼下がりの新宿駅構内で佇むクモニ13004。この姿はよく目撃したものです。これも撮影日が不明ですが1975年前後と思われます。背後は複数のビルが立ち並んでいるように見えますが、右端の1棟を除いて一体となった小田急百貨店本館です。

(クモニ13004(南シナ)、1975年頃新宿駅にて撮影)


撮影から数年後の1978年頃に「新聞電車」は廃止されたようで、事業用車となって東京総合車両センターに最後まで残っていたクモニ13007も2010年に解体され消滅。そして撮影から半世紀近くが経った今、これらの写真の背景となったまちの姿にも戦後2回目となる大きな変化が生まれようとしています。

数々のアーティストがコンサートを開催した中野サンプラザは今年の7月に閉館し、来年2024年には解体・再開発の予定になっています。新宿駅でクモニ13の背景にそびえていた小田急百貨店本館ビルは「新宿駅グランドターミナル構想」の先陣を切って解体が始まり、今では西口バス乗り場から東口のビルが見通せる状態になりました。アルプス広場に並んで23:55発の441Mで旧型国電に会いに行った時代がまた、遠くなった気がします。

(新宿駅西口バス乗り場から見る小田急百貨店本館の解体工事現場。東口方向が見通せる。クレーン横に残るビルは新宿西口会館(パレットビル);2023.10.14撮影)


さて、青梅線103系は照明関係の工事中です。相変わらず微速度前進ですが、明日にでも改めてアップすることにします。



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