80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

上信500形の製作(13:完成)

2019-12-08 16:09:28 | 私鉄電車
zug(ツーク)西武新101系プラキットベースのマンナンライフラッピング電車、上信電鉄クモハ503+クモハ504編成が無事完成しました。

フィニッシュ作業は窓入れから。このキットの窓は大きく分けて2種類あります。ひとつはこのサッシ窓でステンレスエッチングのサッシと窓セル(別途購入が必要)を重ねて貼ります。窓下に見える細いスリットはゴムを表現するためのもので、窓セルの下端を黒く塗っておくと“らしく見える”というもの。さてその効果とは?



つまり、こうなります。なかなかいい雰囲気が出ますね。若干メンドーですけど(笑)。なお側面方向幕(LED?)は上信では使用されていないようなので、裏打ちしたプラ板を黒く塗った上に窓セルを被せてあります。



もう1種類はドア、戸袋、前面などのいわゆるハメコミ窓です。そして戸袋窓のHゴム表現にはペベオの「4アーティストマーカー」(発売はガイアノーツ)を使ってみました。不透明の油性ペイントマーカーでポスカよりも塗膜が強いようです。本当ならカラス口や面相筆でアクリル塗料を乗せるのが望ましいのですが、グダる未来しか見えないのでマーカーペンを愛用しています。



あらかじめモケットを模したシールを貼ったシートを接着します。背ずりが思ったほど高くなく窓下に塗った黒がミエミエ。今回は時間もないのでそのままにしました。



方向幕類はシールにプリントしたものを窓セル板でサンドイッチ。これを車体裏側から貼ります。これらを照らす光源はすでに組込み済み。



最後にテールライト関係を仕込みます。光源は内径3mmアルミパイプにφ3赤色LEDを差したものを屋根板中央に接着。ここからφ1mm光ファイバーで両側に導光します。キットには急行灯とテールライトが一体となったクリアパーツが入っていますが、急行灯(非点灯)の方だけカットしてはめ込み、テールライトの方は光ファイバーの先端を扁平に削って差し込むだけにしてあります。車体を床板にネジ止めすることで給電回路が出来あがるようになっています。



毎度ぎりぎりまで引っ張るのが恒例ですが、今回も運転会当日の朝にパンタ、クーラーを載せ、ワイパーを接着して、無事お題車両(今回は「湘南顔」)が完成と相成りました。

下仁田寄りMcのクモハ503です。



高崎寄りM'cのクモハ504です。



花月園レイアウトでのひとコマ。こういうローカルな風景が似合いますね!なお運転会レポは別途投稿します。




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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (isao)
2020-01-02 00:26:39
ありがとうございます。完成しました~♪
大手から地方へ流れて見栄えがする(=田舎電車臭がする)のは、やはりこういった鋼製3扉車が限界のように感じます。富士急へ渡った元205系などステンレス4扉車はいまだに馴染めません。。(笑)
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Unknown (市川ネコ蔵)
2019-12-31 23:32:58
遅ればせながら、完成おめでとうございます‼
いつもながらキットを巧く加工、意外な方向に仕上げられてお見事です‼
実車は見たこと無いのですが、今ドキの田舎電車な感じがとっても出ててカッコいいですね!
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