80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

レイアウトはこんな感じ!

2009-10-13 14:25:26 | レイアウト
レイアウトはカテゴリーだけ作って中身がずっとカラでした(休工中につき…)ので、概要だけ簡単にご紹介しておきましょう。
レイアウトプランはこんな感じ↓です。


ところどころ線が切れているのは緩和曲線の描画を手抜きしたためで、敷設時に現物合わせで自然なカーブになるよう結んでいます。
プランの基本は複線エンドレスで、走行距離を稼ぐためにこれをひとひねりしています。8の字を上下折り畳んだ形とでもいいましょうか。このため全体の半分が勾配区間(しかもMAX3.5%)という過酷な路線です。サイズは約3.8m×2.6mで、カーブポイントを多用して最大20m車9両編成が停車可能な駅スペースを確保しました。無理すれば10両も可能ですがホームからはみ出します(^^;

この図には描いていませんが斜めの直線部分が駅で、手前から1番線、中線、2番線、3番線の順です。1番線が駅本屋に接する片面ホームで、2,3番線が跨線橋で結ばれる島式ホームとなります。標準スタイルの中規模中間駅という設定です。ちなみに、この駅の手前側が運転席になる予定です。
ヤードは向こう側に設け、列車は左側の複線の間の出入庫線を登って駅に入ります。欲張って中線と2番線は、どちらも内回り・外回り双方から出入りできるようにしたため、ダブルクロス、ダブルスリップに加えカーブポイントを山ほどつぎ込む贅沢な(というか冗長な?)配線になってしまいました。

さてこのレイアウトの設置場所ですが、ご多聞にもれず苦しい住宅事情から人間の頭上に展開されます。部屋の壁にそって30×40×1,820mmの赤松材を立て、その上に組み立て式ラック用の30mmアングルを横梁として渡し、これでレイアウト本体を支えようという試みです。


レイアウト本体は9mm厚ベニヤと30×14mmラワン材で組んだ分割モジュールとし、モジュール間はφ6mm蝶ボルトとナットで固定します。ただしこれは分解、移動、
保管のことを考えて便宜的に分割したもので、個々の作品を持ち寄って楽しむ「モジュールレイアウト」の考え方とは違います。

もっかの課題はレールどうしの結合方法です。当初はレールを精度良くしっかりと台枠に固定すればジョイナーを使わなくて済む(電気的な接続は別途ケーブルにて確保)と考えていたのですが、実際敷設してみるとかなり難しい工作になることがわかってきたので、あらかじめ片側のレールにジョイナーをすべて装着しておき、台枠連結後にスライドさせて繋ぐという方法を採ろうかと考えています。
これは、途中から道床をウレタンマットに変更したことも影響しています。当初は定石どおりコルク道床(ただしホームセンターで購入した測り売りのものをカットしたもの)を敷きこんだのですが、ほとんど振動を吸収せず、走行音がベニヤに反響してうるさいことがわかったので、途中から同じ6mm厚のウレタンマットに変更したのです。しかも、スパイクで線路を固定すると結局震動が台枠に伝わってしまうので接着剤を用いたのですが、振動が伝わりにくくなった反面、レール高さの管理がしにくくなったというわけです。

次の写真はプラン図でいくと左下角のモジュールで、嵩上げされた部分の左側に駅モジュールがつながります。右側の3本のうち中央の1本が出入庫線で、勾配を下ってヤードにつながります。トンネルポータルのある手前の複線は駅から最も遠い区間で、手前側が勾配を登ってヤードを跨ぐ鉄橋につながるというわけです。


現在のレール敷設状況は7割程度、シーナリーやストラクチャーに至ってはゼロという有様ですが、まずは列車を確実に「走らせる」ことを第一の目標にしてがんばってみたいと思います。
コメント
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