気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

国旗・国歌

2011-06-01 06:00:29 | Weblog

最高裁は、東京都から定年後の再雇用を拒否された都立高校の元教師の訴えに対し、『卒業式で国旗に向かって起立し、国歌を斉唱するよう教師に命じた校長の職務命令は憲法に違反しない』との判決を下した。当然であろう。

元教師は「君が代を起立して斉唱することは良心が許さない」との馬鹿げた理由で訴えていたようであるが、呆れてしまう。学習指導要領にも“国旗掲揚と国歌斉唱は入学式や卒業式で指導するものとする”と定められている。当然のこととして、教師は生徒に対し、国旗や国歌に誇りを持ち尊重するよう教え、自ら実践し指導する立場にある。

一部の人の間には“国旗・国歌=戦争”との考えがあるようであるが、大きな間違いである。国旗も国歌も国の象徴であるから、当然戦時には前面に押し出される。しかし、飽くまでも国の象徴であり、国民から尊重されるべきものである。

国旗・国歌に敬意を表すのは国際的な常識であり、日本くらい無頓着な国は珍しい。アメリカでは、国歌斉唱時には総ての人が右手を胸にあて、声高らかに歌い始めるそうである。こうした話を聞くにつけ、君が代斉唱の習慣が忘れられたような現在の日本を情けなく思う。国旗・国歌を戦争と結び付けて否定するのは無知というものである。