最近景気が落ち込んでいるため税収不足ということもあるが、わが国の公債残高が増え続けている。今年度末の残高は700兆円近くにも上ると予想されている。この金額、16年間の予想税収に相当するというから大変な金額である。
終戦直後や今回の災害時の如き非常時はともかく、毎年多額の国債を発行し続けるのは異常であり、その付けを子孫に廻すのはでは能がない。増税を口にして国民からの人気が下がることを意識して安易な国債発行に走るのであろうが、それは無責任というものである。
戦後の発展に伴い、不必要な組織や箱物がどんどん造られるようになった。だが、石油産出国のように地下資源に恵まれた国でないにも拘わらず、こうしたことを続けていれば、やがて破綻を招くことは目に見えている。
多くの国民は身の程を知りそれ相応の生活を送っている。国の財政も個人の資産管理と同じであることが解らない?