押上

先日は１ヶ月振りで御茶ノ水の病院へ行った。診察は予約の時間に沿って始まるので、その後の予定が立てやすい。今回はスカイツリー建設現場の見学や定番の撮影スポットを廻ることを予定していた。
病院の真下にある地下鉄駅から丸ノ内線に乗り、大手町で半蔵門線に乗り換えれば目指す「押上」は直ぐである。交通費は190円と安く、所要時間も23分と意外な近さであった。
都心から約５キロ程度で、東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄浅草線・京成押上線・東武伊勢崎線が乗り入れているから、交通的には便利な土地である。だが地下鉄を降り地上に出て驚いた。大通りへ出る通路部分を除き、駅の周囲総てが再開発工事のために遮断されていたのである。街は決して活性化しているとは言えない。
2006年に誕生した錦糸町の複合商業施設オリナスの人気も高く、繁華街でない街の住民の中には、徒歩でも10数分の距離にある錦糸町・浅草方面へ流れる人も少なくないようである。
「押上」は、スカイツリーが完成し、駅周辺との一体開発が完成した後に、初めて繁栄する街となるであろう。