気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

「その男、副署長」

2010-07-16 05:45:17 | Weblog
テレビ朝日で、“サスペンスの帝王”船越栄一郎主演の「その男、副署長」が再放送されている。
いつも正義の味方のような役をやっている船越だが、このドラマでも刑事上がりの副署長役を演じている。その立場上、署内でハンコを押すのが主な仕事?であるようだが、事件の捜査結果に疑問を感じると署を飛び出し自分で捜査を始める。勿論女性署長には咎められるのだが、それを掻い潜っての行動である。実際にそのような行動が可能なのか疑問であるが、ドラマだから許されるのであろう。
刑事でないから手錠は持たず、相手を自首させるという設定である。だが私にとって1番の魅力は、終盤の犯人に向かって切々と語る彼の科白である。
「あなた方は『出逢わなければよかった』と言う。だがその絆はそんな弱いものなんですか? 出逢いがあったからこそ・・・」そう言って今後の生き方を諭すのである。それが芝居がからず、ときに観ている者に感動を与え、1つの山場となる。情けないことに、歳を取った私は意気地がなくなり直ぐに涙腺が緩む。